Random Thoughts

思春期プログラミングの憂鬱

2014-02-17

しばらくTwitterでつらつらと書いていたのだけれども,少しまとまったことを書きたかったのでこちらに。

巷でその手の文章を読んでいると,たまに次のような話を目にすることがあります。

大人になると,様々なことに価値的な序列がつけられるようになり,勝ち組になったり負け組になったりする。それに比べて,子供はこれらの価値から自由でいられる。子供ばんざい。子供ばんざい。

あたしゃもうオッサンになって,いわゆるオトナの世界にいるわけですけれど,たしかに,勝ち組とか負け組とか,どっちが優れてるとか,あいつは劣ってるとかいった,ある種の「差」が話題になることがあります。その内容は,仕事の出来不出来であるとか,就いてる職業であるとか,学歴であるとか,年収であるとか,家族構成とか,家はどうしてる,貯金は,趣味は,交友関係は……と,際限がありません。

一方で,それなら子供の世界はそうした価値的な序列から自由かというと,そゆわけでもないと思うんですね。とゆか,むしろ,子供の方がそうした価値的な序列について敏感に見える。あたしゃTwitterで,時々学生さんのツイートを読ませてもらうことがあるんですけれど,序列化の問題は,大人よりもむしろ子供に多い気がしています。特に思春期。

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qune log

10年目のqune

2014-01-01

あけましておめでとうございます。

久しぶりのエントリになってしまいました。一応,そこそこ平穏無事に生活しているので,そのログも兼ねて,この頃のあれこれなんかをつらつら。

管理人のaianは,家に子供が産まれてから,しばらく落ち着いてパソコンに向かうことができていません。自分がイクメンパパになるとは思ってもみなかったんですけれど,子供は産まれてみるとかわいいもので,毎日デレデレと子供の世話をしています。

そんなこんなで,quneは現在育休中といったところです。ネットでは,Twitterにほぼ毎日何かしら書いているので,覗いていただければと思います(Twitter@aian)。娘ももうすぐ2歳になるので,そろそろ手もかからなくなり,逆にパパを相手にしてくれなくなる日も刻一刻近づいているようです。ぼちぼち再開することになりそうです。

aianの個人的な興味としては,今年で37歳になるということもあって,そろそろこれまでの自分の仕事を一旦まとめておこうかと思っています。電子書籍の形になるのか,ブログのような一過性のものでない文章をネットに上げるのか,まだ決めていませんけれど,40歳くらいを目処に,何かしら形にしておくつもりです。

37歳とか40歳とかいうと,もう弁明の余地なくオッサンなわけで,しかもこういったまとめに入ると,先が見えなくなるところもあるのだと思います。オッサンもオッサンなりに先を見ながら,まとめていければと思っています。とりあえず,貝原益軒でも読もうかとほげほげ。

ともあれ,旧年中もquneをご愛顧いただいてありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。

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Random Thoughts

比較的実用的なC言語のポリモーフィズムについて(その1)

2012-09-22

ちょっと前のエントリが,まだ「その1」でとまってるけれども,少し新しい話題。コードが長くなったので,2つのエントリに分けます。

C言語でわざわざ OOP を実践する必要もないんだけれども,知っておくと便利なパターンとして構造体を利用したポリモーフィズム的な使い方があります。あくまでも,ポリモーフィズム「的」であって,多態そのものではないんですけど,ちょっと紹介。

C言語では,C++ や Java のように言語仕様として異なる引数を持つ同じ識別子の関数を定義することができません。したがって,関数引数の多態は表現できません。しかし,継承に基づく多態なら,C言語でも似たようなことができます。

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qune log

いろいろ忙しいので Twitter にも書き込もうかな,と

2012-09-03

仕事やら育児やらが忙しく,また最近新居に引越したもんで,こちらにまとまった文章を書く暇がありません。とゆことで,ぼちぼち Twitter(@aian)にでも書こうかな,と。お暇な方は,ぜひ覗いてみてください。あたしのことを知ってる方は,aian の出自をバラさないようによろしくお願いします。

Twitter アカウントは流行る前の黎明期に取っていたもんで,今じゃなかなか取れない4文字アカウントだったりする。いや,自慢にもなんにもなりゃしないんだけど。とゆことで,よく分からなくなってしまったけれども,ひとまずよろしくお願いします。

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Random Thoughts

勝手に考えた夏休みの宿題(公法学・政治学)

2012-08-23

今日電車の中で考えた。

「マニフェスト政治」について以下の各問いに答えなさい。

  1. 「マニフェスト政治」の内容とそれが提唱されることとなった背景について簡単に説明しなさい。
  2. マニフェストに基づく政治と以下の概念はどのような関係があるか,それぞれ検討しなさい。
    • 議会制民主主義
    • 直接民主主義
    • 政党政治
    • 国民主権/人民主権
  3. マニフェストに基づく政治を徹底するために以下の制度を法律で導入した場合,日本国憲法上問題となる点を検討しなさい(憲法改正の余地についても言及せよ)。また,この制度が地方議会に導入された場合についても検討しなさい。
    • 政権与党の大臣がマニフェストに違反した政策を実行した場合,国会が大臣罷免の国民投票を行う動議を提出することができる。この国民投票が可決された場合,大臣は罷免される。
    • 上記制度によって,2/3以上の大臣が罷免された場合,内閣は総辞職し衆議院は解散する。
    • 国会議員がマニフェストに違反した国会行動をとった場合,国会議員罷免の国民投票を行う動議を提出できる。この国民投票が可決された場合,国会議員は罷免される。
  4. 上記制度の運用上の問題点について検討しなさい。

できねかな。こゆ法律。

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Random Thoughts

ソースコード解析におけるアタリのつけ方とか(その1)

2012-08-19

仕事でプログラムを書いていると,デバッグ以外に他人のソースコードを読む機会がたくさんあるわけですけれど,大抵の場合,漫然と読んでいるのではなく目的があります。例えば,字句解析する際のバッファ管理の方法を知りたいから GCC を読むとか,ベクタオブジェクトの描画系はどうやってるんだろと思って,Inkscape のソースを読むとかいった具合。もちろん,それらが最適なプログラムとは限らないわけですけれど,他の人の考え方を取り入れるには,下手な能書きが書かれた本を読むよりも,ソースを読む方が手っ取り早かったりします。

で,ま,目的をもってソースを読むわけですけれど,この場合,まずもって目的のソースにたどり着けなくちゃいけません。全然関係ないところを読むのは時間の無駄ですから。この点,巷には,ソースの読み方をあちこちで紹介しているわけですけれど,あたしはあまりこゆ読み方はしていない気がします。例えば,某所で紹介している方法は次のようなもの。

  • ファイル名やコメントから処理を判断する
  • デバッガを使って main 関数から順に処理を追っていく

はじめの方法は,例えば,grep(1) や ctags,GNU Global なんかを使って,怪しそうな処理を片っ端からあげつらっていくみたい。しかし,特定の処理に対して,人間が取り決めた識別子を狙い撃ちするのは,なかなかできることではありません。メモリ管理について,memory.c なんてソースがあるならいいとしても,mmng.c なんてこともあり得るし,util.c なんかに隠れてるかもしれない(関数名等の識別子も同じ)。こゆ方法は,アヒルが混ざってる白鳥の群れに対して,アヒルだけを打ち落とすようなもんです。方法としては下手っぴだと思う。

もうひとつの方法である,main 関数から云々みたいな話は,ほんとにやってる人がいるなら見てみたい。少し大きなファイルになると,まず途中で挫折すると思う。

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Random Thoughts

洋書を読むにも kobo より kindle だな……

2012-08-10

HBase のオライリー本を読もうと思って探していたんだけれども,楽天 kobo store では1598円,Amazon.com では,17.27ドル(現在1355円くらい)。ちなみに,邦訳本はこちら。

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邦訳は4000円以上するので,ちょっと無理。しかし,洋書なら同じくらいだと思ってたのに,楽天のはなんで高いのだろう……。個人的にはやっぱり kindle だなぁ……。乗り換える理由が見当たらない。

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Book

おっさんの読書感想文2012夏 - 『檸檬』

2012-08-07

『檸檬』(梶井基次郎,青空文庫)は,若い頃から何度も読んでいるのだけれども,個人的にはあまり好きな作品ではありません。というのも,毎度のことながらこの作品には,青春の変な匂いを感じてしまうから。自分の見たくない「こっぱずかしい部分」を見せられている感じがする。梶井の作品は,総じて読者のプライバシーにずかずかと入り込むところがあって,よほどのきっかけでもない限りあまり読む気にはなりません。しかし反面,若い頃から何度となく読んでいるこの作品は,何度も読まずにはいられない魅力があるのも確かだったりします。

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以下,ネタばれ注意。

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40歳定年制の話とか

2012-08-04

こちらの話から。個人的に議論自体は分からんでもないんだけれども,ドン勝ちしたときの民主党の基本路線からして野田首相のやってることは本当に分からない。

政府の国家戦略会議(議長・野田佳彦首相)フロンティア分科会が、7月6日にまとめた報告書で「40歳定年制」をぶち上げた。65歳への定年延長も議論される中で、突然浮上した40歳への大幅な短縮だけに、経済界でも賛否が分かれる。雇用の流動化で労働生産性を高め、国家の衰退を防ぐ狙いというが、転職を支援する制度面の整備が進まなければ、安易なリストラの助長に終わる懸念もある。

突然浮上した「40歳定年」に賛否両論 安易なリストラ助長も+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

あたしのいる業界は,とっくの昔に雇用が流動化しているので,若手からするとあまり影響はないと思うんだけれども,それでも労組が強い大手ベンダは影響が大きいんじゃないかと思う。最近の若い子は安定志向だというけれど,雇用が流動化しない限り若手にチャンスは絶対に回ってこない。

もっとも,これまで雇用の流動化を旗印にしていた政策は,結局老人の既得権益を守りつつ,若者ばかりが労働市場で辛酸を舐めることになっていた。詳しく制度を見てみないと分からないけれども,今度はそゆことのないようにしてもらいたい。どうせ無理だろうけど。

一方,労働市場を本当の意味で流動化すると,企業側に選択の自由が増すわけで,それがこの会議の本旨だと思うのだけれども,その一方で労働者側もそれを念頭において行動するようになる。しかし,現在の企業側にその市場に適応する体力があるのか微妙なところがあると思っていたりもする。今は買い手市場だから,市場の流動化は企業側に有利に倒れるけれども,売り手市場になったときに企業側が負担するコストについて,彼らはどれほど念頭においているのだろうか。つまり,切りたい人は切りやすくなるけれども,反面,欲しい人を残しておくために過分なコストを負担するようになる可能性もある。

まず,座長の柳川氏は40を過ぎた労働者が大学に帰ってくることを念頭に置いているようだけれども,大学なんて暇人の遊び場なので,生活がかかっている40以上の人間が大学で学ぶ価値はまったくない。特にソフトウェア関係は,プライドばかり高い無能を育てるばかりで,現場で育てているのが実情だったりする(ちゃんと開発できる人は自力で頑張っている)。したがって,座長の「大学に戻ってこい」話はおめでたすぎる妄想だと思っていい。

もうひとつ。実のところ,終身雇用なり定年制なりは,低コストで能力のある幹部や熟練技術者を雇うのに一役買っていたところがある。実際,うちの業界の話だけれども,新卒からその会社にいた人と中途で採用される人とでは,同じ年齢・経験年数・実績でも,後者のほうが一般的に年収が高い。どうしてかというと,中途採用市場は元から自由な市場なので,人材を獲得するに当たっては各企業間で競争する必要があるからです。この点,40歳定年の場合は程度が緩やかになるだろうから,極端な話として1年契約を考えると,1年後の賃金は他の企業との競争で決まることになる。終身雇用のカードがない以上,手札は他の企業と同じです。もちろん,その競争には外資も入る。こうした市場で,現在の日本企業は生き残っていけるのか。そもそも,終身雇用制度は,定期昇給制度や退職金制度と同じく,熟練工の足止め作として設けられた経緯があったりする。それを自ら放棄することの意味をよく考えた方がいいと思う。

技術界隈で40歳を定年とした場合,せっかく稼げるようになるまで育てた人材も,さらにコストをかけなければ他に取られることになる。場合によっては,カッコウよろしく新卒は採用せず他に育てさせて,40過ぎや40をまもなく迎える優秀な中途ばかりを採用した方が,コスト的に安く上がるかもしれない。

雇用の真の意味での流動化は,既得権益を守るためだけに提唱された形式的な能力主義を破壊し,「能力」なる概念は労働市場上の評価として実質的に機能する可能性がある。企業人は提唱するのも賛同するのも勝手だけれど,よほど腹を括ってやらないと痛い目をみるよ,とか言っておきたい。ま,どうせできないんだろうけど。

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Random Thoughts

「革命には夢を」――または kobo の夢の話

2012-08-01

弁解なんだかよく分からない三木谷社長の話が続いているんだけれども,読書革命を標榜している kobo の話をもう少し。開発の拙さや,ユーザを舐めてる言動については,この人はこういう人なんだと思ってるので,個人的には割とどうでもよかったりします。しかし,それにしても楽天が売る kobo は買う気がしない。ま,あたしゃ普段 Kindle3 を使ってるので,正確に言うと「乗り換える気がしない」なんだけれども。

三木谷氏の話を聞く限り,この人にはそもそも読書体験が乏しいのではないかと思うところがある。そして,もう少し敷衍すると,こうした「読書知らずが本を売る」傾向は,少なからずこの国に蔓延している気すらします。これはあくまでも,業界人ではなく一人の本読みから見た印象だけれども。

何をもって三木谷氏にそうした側面を感じるのかというと,それは端的に彼が「金の話ばかりしている」点にある。この人の kobo に対する動機は,「読書のすばらしさをさらにすばらしくする」のような読書あるいは読書人に向けた理想ではなく,端的に「これまで出版業界が握っていた金づるを手元に引き寄せたい」といった理想に支えられているのだと思う。企業人としては,結果として後者のようになることはあっても,それが目的になってしまってはいけない。そうでなければ,せっかく魅力的なテクノロジーの良さは伝えられないから。呆れてしまったのは,漫画『神の雫』を読んで楽天でワインを買うとかいったくだり。わざとらしさを通り越して,トホホしか浮かびませんでした。

革命にはある種お祭り的な夢が必要なわけだけれども,彼にはそれを語れるだけの体験が乏しい。少なくとも,読書好きを惹きつけるだけの夢を語りきれていない。

もうひとつ。ぶっちゃけた話,世間的にベストセラーと呼ばれる本は,古本屋で kobo のそれより圧倒的に安く買えるし,文庫本になっていれば持ち運びに困ることもない。紙媒体は電気を使わないから,明かりさえあればどこでも読める。保管場所に困るほど本を読む人でもない限り,電子媒体の本を読むメリットはほとんどありません。

一方,電子媒体を選ぶメリットは,在庫の少ない本や取り寄せに時間がかかる本を簡単かつ安価に入手できる点がある。あたしは Kindle を使っているけれども,最近買った『The C++ Standard Library』[Kindle Edition]は,洋書にもかかわらず一瞬で届いたし,日本の Amazon で買うと6000円以上する本が,電子媒体だと26.39ドル(現時点で約2000円)でした。この手の本は文庫本にもしづらいので,持ち運びも楽になりました。

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つまり,電子媒体のうまみを享受できる(と思える)人は,希少本や重い本,あるいは大量の本を日常的に読んでいる人なわけで,人並みに本を読んでいる人にとって「夢」と言えるほどのメリットはないのだと思う。元を取れない。そうした現状に対して,kobo はどのような夢を見せてくれるのか。

この点,傍から見る限り,kobo の販売戦略は,単純にこれまであったパイの奪い合いに参加しているだけにしか見えない。新しいデバイスでもって,読書の新しい価値を創造/提案しようとする姿勢が見えない。少なくとも伝わってこない。

一言で言ってしまえば,「製品のコンセプトが分からない」「はやりモノに(後発として)乗っかっただけ」とゆことになるのだと思う。「新しいから」といった理由だけで飛びつくほど,日本の消費者は馬鹿ではなくなっている。そのデバイスでどんな夢を見せてくれるのか。突き詰めて言うと,ユーザはそれを心待ちにしているのだと思います。とかとか。

Posted by AIAN at 21:51 [Parmalink] [Trackback (0)]
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