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master/slave 切り替えスイッチ

2004年01月30日

1つのパソコンに複数の OS を入れておく方法は,いくつかあるけれど,最も簡単なのが,複数個のハードディスクに,それぞれ別の OS をインストールしておく方法です。

別個のディスクに入れてどうするかというと,BIOS で起動ディスクを切り替えたり,Mobile Rack を使ったりして,起動ディスクをハードウェア的に切り替えるわけです。

その中で,最も原始的で頭を使わない方法が,パソコンのマスターとスレーブを入れ替える方法。普通,パソコンは IDE のマスタードライブから起動するから,使いたい OS が入った HDD を,その都度マスタードライブに切り替えればいいわけです。

問題はこれをどのように実現するかですけど,トグルスイッチで IDE ドライブのマスターとスレーブを入れ替える商品 3R-PCOS2L を見つけました。この商品は豪華な仕様になってるけど,簡単なものなら自作できそうなので作ってみました。

基本的な仕組み

仕組みなんていう程,複雑なもんじゃないんですけどね……。HDD は決められた部分をジャンパピンで短絡することで,マスターとスレーブを識別するから,トグルスイッチで短絡の有無を切り替えればいいわけです。

うちには,Seagate の ST340015A(40GB/5400rpm)が2つあります。Seagate の HDD 一般なのか分からないけれど,マスターとスレーブを設定するには,次のようにジャンパピンを付けることになっています。

Seagate HDD の仕様

ジャンパピンを付けるところは1カ所で,マスターで開放,スレーブで短絡することになってます。これなら単純なので,一般的な2回路2接点のトグルスイッチで対応できそうです。他の HDD,例えば IBM の HDD なんかは2カ所付けるものもあるので,それに応じてトグルスイッチを選ぶ必要があります。4回路2接点のスイッチは,なかなか見つからない上に高かったりしますけど……。

もちろん,ジャンパピンが重なってしまうような場合は,この仕組みでは対応できません(そんな HDD あるのかな)。

制作

トグルスイッチにハンダで直接結線して,コネクタを挿します。結線した部分を熱収縮チューブで保護しておけば,バッチリです。回路図とか要りませんよね。下図のようにつなぐんです。

接続図

結線できたら,あまりもんのブランケットに取り付けます。結局,作業時間 30 分くらいで,次のようなものができました。

「マスター・スレーブ切り替えスイッチ」完成図

予算は……300 円程度かな。手元にあった部品なのでよく分かりません。

ケースに組み込む

部品もできたということで,ケースに組み込んでみます。うちのケースはブランケットを前面に出せるので,前に付けてみました。あまり頻繁にバチバチ切り替えるもんじゃないので,後ろに付けても特に不都合はないと思います。

ケースに取り付けるの図

ケースに取り付けたら,HDD のジャンパピンにコネクタを取り付けます。ピンを2つ付ける場合は複雑になるので,どの部分がショートするのかをよく確かめてください。

ジャンパを付けるの図

試しに,2つめのディスクに RedHat Linux 9.0 を入れてみたら,ダイアログで「変なとこにつながってるぞ」と怒られてしまいました。Linux のインストーラはケーブルがつながっている位置も検出してるんでしょうか。もっとも,「それでもいいんじゃ!」と,無理矢理インストールを続けたら,後は素直にインストールできました。

注意することがあるとすれば,電源を投入しているときにトグルスイッチを切り替えてはいけないことでしょう。やったことはないけど,(おそらく)危険です。このことは,(ハードウェア・ソフトウェアの如何を問わず)リセットしたときも同じです。切り替えるときは,完全に電源を落としてからしましょう。リセットだけでは,切り替え後のドライブ情報を読み直そうとしない(らしい)からです。

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