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『EDEN (10)』

2004年03月16日

EDEN ―It’s an Endless World! (10)』 遠藤浩輝,アフタヌーンKC,講談社

最新刊が出ています。もう10巻になるんですね。さすがに話が複雑になってきたので,物覚えの悪いおっさんとしては,少し前の単行本から読み直すことになりました。

本巻は,前巻から始まったテロの顛末から,再び本編(?)に戻るまでの話が収録されています。

孫悟空が際限なく強くなっていくのに辟易してからしばらく経つけれど,話の規模を大きくすることで「読ませる」作品というのは,そろそろ頭打ちになってきたような気がします。おそらく,こういった「作ればあるじゃん」的な作品は,「ドラゴンボール」が頂点で,これ以上の作品は出てこないでしょう。

「ドラゴンボール」的な作品はもちろんフィクションですけれど, 誤解を恐れずに EDEN と比べるならば,EDEN のフィクションは「現実を直視しないと出てこない虚構」という点で,前者と一線を画しています。EDEN と同じように近未来を扱った作品でも,ここまで徹底して現実を観察している作品は少ないのではないでしょうか。

EDEN の登場人物は,「作れないモノは作れない」(かめはめ波は絶対に打てない)という虚構を舞台にして,泣いたり笑ったりします。その現実感と虚構感のバランスが絶妙で,他の作品にはない空気を作っています。ちょっとコアな話題を扱ってるから,好みが分かれるかもしれないけれど,大好きな作品の一つです。遠藤ワールドに引き込まれたら,短編集も是非どうぞ。

実は,(やり玉にあげちゃったけど)「ドラゴンボール」的な作品も大好きなんですけどね。

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