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夏の匂い

2004年06月18日

季節の変り目をどこに感じるか,ということは,季節のある土地に住んでいる人にとって,結構重要なことのように思います。別に,これが無いと死んでしまう,とか,感じられない人は土地の人間として失格,とかいった話じゃありません。

季節の変り目をどこに置くか。一般的には,もちろん,気温が高くなったら夏になった「ことになる」のは間違いありません。けれど,ここで言っているのは,そういう話でもありません。「体感」というか「実感」というか,考え方や行動の仕方が「夏仕様」になるきっかけがあるわけで,こういうモノを毎年のように発見する作業が欠かせないように思うわけです。

具体的な話にすると,例えば,抵抗なく西瓜を食べられるようになったり,花火を見て(夏の花火として)きれいだと思えるようになる感じ,と言えばいいでしょうか……。AIAN 夏バージョン。「あっちぃなぁ……ガリガリ君もってこいっ!」って感じです。

私の場合,今日あたりぼちぼち「夏仕様」になったようです。ちょっと遅いでしょうか……。

自分が「お!夏だ……」と感じる瞬間をよくよく思い出してみると,私はもっぱら嗅覚を使って感じているようです。草の蒸れた匂いや,ミミズが路上で乾涸びている匂い(あるのか?),はたまた,自分の汗や,やきとり屋の煙に至るまで,夏的な匂いの諸々が交ざり合って「夏スイッチ」として作用しているようです。

本格的な夏になると,この匂いはピークに達するんでしょうけど,今はその濃度がギリギリ感じられる程度の薄さです。ちょっと気を抜くと春に戻ってしまうくらい薄いです。ちょうど,真水にオレンジジュースを少しずつ加えていって,「オレンジジュース!」と感じ取れた時の濃度みたいなもんですね。

ともかく,そんなわけで,これからしばらく,ここで書く文章は「夏バージョン」なわけで,私と話す人がいるなら,そこでの会話は「夏な話」(「夏の話」ではない)になるわけです。もちろん,本を読むなら「夏な読書」です。音楽を聴くなら……あ,もういいですか。

まぁ……傍から観察しても,大した違いはないんですけどね……。

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