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夢日記

2004年06月21日

作家の安部公房は,枕元に筆記具とテープレコーダーを用意して,夢に見たことを記録していたとかいないとか……。夢で見たことなんて,そうそう覚えてられないように思いますけど,氏の作品を読むと,夢の記録をつけていたというのもうなずけます。

極念空手道接骨院 導師 ハンマー キラー

とか,

ハナコンダ アラゴンダ アナゲンタ
唐辛子ノ油ヲ塗ッテ バナナノ皮デクルミマス

なんてくだり,普通思いつきませんもんね(『カンガルー・ノート』(安部公房,1995年,新潮文庫))。このくだりが夢に基づいているかは知りませんけど……。

なんでこんな話をするかというと,今日私が見た夢があまりにも鮮明だったので,自分もその様子を書いておこうと思ったからです。夢の印象って,起きた直後より鮮明になることって無いんでしょうけれど,まさに絵に描いたような夢でした(実際描いてるし……)。

夢の中の主人公は私で,カウンセリング室のようなところで,先生と対峙しています。背景の印象はほとんどありません。私は,先生に身上問題を相談しているのでした。

私は,悩んでいたんでしょうか,初めはうつむいて相談していました。ところが,ふと,先生の胸元を見ると,胸の前で組んでいる手に大きな爪が生えているのです。アリクイが持っているみたいな大きな爪です。平均して,大体20センチくらい……(あくまで印象ですけど)。びっくりして頭を持ち上げると,やっぱり,先生はアリクイの顔だったのです。

ある日見た夢の図(再現)

改めて先生の全体をよく見ると,白衣(?)の裾から獣の毛が見えています。毛が薄茶色だからアリクイではないんでしょうけれど,とにかく人間ではありません。先生の後ろには,これまたアリクイみたいな大きな尻尾が見えます。

先生は,「それで何があったの?」とか,「ほほう,それは困ったね」とか,いろいろ応対してくれます。ただ,初めは私の言葉に応対して言葉を発していたのが,次第に自分のことばかり話すようになって,遂には私の話は無視して,自分の話しかしなくなってしまいます。現実の世界にも結構あるんじゃないでしょうか,悩みを聞く人がたくさんしゃべり過ぎちゃう場合って……。

私は,結局,先生の聴講者になってしまうわけですが,あることを発見します。先生の口が人間の口のようになめらかに,いろいろな形に変化するんです。普通,獣の口は開くか閉まるかくらいのヴァリエーションしかありません(大げさですが)。蟻を食べるはずのアリクイならなおさらで,口はそれほど大きく開かないはずです(長い舌で蟻を絡め取る)。先生の口には,口をいろいろな形にするべく,立派な唇が付いていたんです。

私は,「あぁ……。この唇のおかげで,この先生は人間みたいな発音ができるんだ……。」と,妙な感慨に耽ってしまいます。そのうち,先生の話も自分が話したいこともどうでもよくなって,先生のなめらかに動く唇をうっとり見るようになってしまう……。

……と,大体こんな感じの夢でした。結構,面白い夢だった割には,寝覚めは最悪でドっと疲れました。夢解釈とかしたらどんな結果が出るんでしょう。興味のあるところです。

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