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コレクター魂

2004年08月30日

しばらくぶりに CD なんぞを買いました。

AIAN の場合,高校・大学とバンドで太鼓を叩いていたこともあって,選ぶ音楽もリズム隊(普通は bass guitar と drums)がカッチリしているものを手にしてしまいます。そのリズム隊の中でも,特に高校時代から聴いているアーティストが,ベーシストの Jaco Pastorius です。ベースといったら「じゃこぱす」なのです。

今回仕入れた CD は,Herbie Hancock と Jaco Pastorius のライブ盤,それに Randy Bernsen なる人の CD でした。前者は,泣く子も黙る組み合わせ。文句無しです。Herbie Hancock の代名詞,Maiden voyage が入っていたり,9'09" にも及ぶ Jaco のソロが入っていたりと,最高の一言でした。

一方,後者は……。あ,いや,こっちも良かったですよ。良かった頃のアメリカがコテコテに詰まっています。Jaco のファンキーな部分も,存分にでていると思います。あたしはランディさんという人は知らなかったんですけど,それを見越してか,帯の文句も,

なんとジャコやハービーが参加していたランディの幻の名盤が初CD化!

なんて書いてありました……。メインのミュージシャンより先に,ゲストミュージシャンが大きく取り上げられているというのも,あんまりと言えばあんまりです。おそらく,買う人は Jaco ファンか Herbie ファンなんでしょうね。かく言うあたしもそのクチなんですけど……。

Jaco Pastorius というベーシストは,bass をやっている人にとっては,神様といってもいい存在です。演奏の壮絶さもさることながら,若くして不慮の事故(事件)で亡くなったこともあって,いまだにファンは絶えません。

そういうこともあって,Jaco 周りの音源は,現在でも新しいものが発掘されたり,トリビュート盤が作られたりして CD 化されています。ここまでくると,コレクターズアイテムみたいな位置づけです。少し前に,タンゴを聴きたくなって Astor Piazzolla を探したことがあったけれど,同じようなことが起きていました。

これから Jaco を聴き始める人は,枝葉のレアな音源なのか,本人がアルバムとして出した幹の音源なのかを調べてから買う必要がありそうです。ランディさんのアルバムは……Jaco ファンから見れば,枝葉の音源ですね。

一方,聴く側からすると,「Jaco」という文字を見つけると,無条件で買ってしまうところがあります。これは,もはやコレクターの心理そのものです。無名のアーティストのアルバムでも,少しでも参加していれば,手に入れたくなってしまいます……。先述のように,レコード会社もそれを見越しているわけで,少しでも Jaco が参加していれば,それを主軸にして宣伝します。

半分不可抗力で買ってしまう……改めて考えると,恐ろしい話です。

ちなみに,本業だった drums で好きなアーティストは,村上ポンタ秀一です。特有の歌うようなドラミングが,ポンタならではで大好きなんです(大学時代に所属していたジャズサークルでは,不評でしたけど……)。

もっとも,こっちのコレクター魂はどうかというと,Jaco 程ではなかったりします。drums は幅広く聴きたいこともあって,特定のお気に入りは作らないようにしているんです。ポンタはジャズユニットである Ponta BOX はもちろん,和田アキコを初めとした多くのアーティストの作品にもちょこちょこ参加しているわけで,もし,本気でポンタの音源を集めるとしたら,その膨大さに空恐ろしくなります。

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