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究極の Spam 撃退法

2004年09月11日

Beat Spam By Not Using Email」(Slashdot

「スパムが嫌ならメールを使うな」とは……。好意的な見方をすれば「コロンブスの卵」ということになるんでしょうか……。言うまでもなく,スパムは目障りなだけならともかく,ウィルスも運んでくるもんだから,あまりにも多いのは問題です。実は,我が家でも,家族が持っていたノートパソコンが,メール添付のチェルノブイリ系(W95.CIH)ウィルスにやられた(ハンダ付けされた BIOS に感染した)経験があったりするので,他人事ではありません。

もちろん,ウィルスの被害を受けないようにするには,「LAN ケーブルを引っこ抜く」とか「PC のコンセントを引っこ抜く」というのが,誰でもできるお手軽な方法です。ただ,当然のことながら,これでは何もできなくなってしまいます。

ここで,「メールを使わない」というのは,既存の E-mail システムを使わないという意味で,代替となる技術を紹介するということなんだそうです。その名も dmail というんだそうで……。

dmail の概要を覗いてみると,

dmail is server-based, operates with a back-end SQL database, supports html text only and does not have an interface with email.

ということなんだそうです。従来のメール交換システムと比べると,ちょっと規模が大きすぎる気もしますね……。導入するには,ある程度の規模をもった集まりで使う必要がありそうです。会社のグループウェアなんかにしっくりくる感じ。

スパム防止のためだけなら,近頃は,E-mail 周りのプロトコルも,"Sender ID" のような実装が進んでいるみたいですし,通常の使用で「メールを使うな」というのは行き過ぎかもしれません。もっとも,"Sender ID" は,早くも曰く付きになりつつあるようなので,ここら辺の技術はまだ様子見といったところのようですが……(参照:「Debian も Sender ID を拒否」(CNET Japan))。

考えてみると,スパムは,インターネットの匿名性というか,コミュニケーションの希薄さが裏目に出てしまったモノのように思います。インターネットが扱いやすくなったのは,1995年頃だと思うけれど,その頃の謳い文句は,

世界中の人とコミュニケーション!

みたいなモノだったように覚えています。たしかにコミュニケーションの幅は広くなりました。けれど,コミュニケーションの濃さというか,絶対的な質量のようなモノは,今でもそれ程充実していないんじゃないでしょうか……。大きくなりすぎてその分希薄になったコミュニティーを,質量のあるものに成熟させる鍵は,メールの場合,「ある程度相手が見える」という意味での「選別」ということになりそうです。

一方,利用者個人の側からすると,これまで「匿名メールには気を付けろ」とか,「添付してあるバイナリファイルは無闇に開けるな」といったように,マナーや作法の領域で対処していましたけれど,そろそろ技術的な手当がないと立ち行かなくなっているような気もします。

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