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妖怪の発祥

2004年10月22日

ダイエットのために,8月の半ばからプールに通っています。ほぼ,目的を達したこともあって,この頃サボり気味なんですけれど,それでも週に2回くらいは泳いでいます。あたしが通っているのは,近所にあるスポーツクラブで,その昔「スイミングスクール」で泳ぎを教えてもらっていたところです。

このクラブ,選手がこの前のオリンピックでメダルを取ったんだそうで,昨月あたりから急激に入会者が増えました。スポーツクラブの会員というと,都会的で働き盛りの若者が利用していると言った印象があるけれど,それは都心や街中の話。うちのクラブは,住宅地のど真ん中にあることもあって,夜の時間帯でも主婦や定年をとっくに過ぎたおじいさんが,お風呂代わりに入ってくるといった感じです。

一方,脂肪燃焼を目的にしてプールに入っている者としては,とにもかくにも泳がなくちゃいけません。ところが,中途半端にも泳げてしまうあたしにとって,この急激に増えた入浴客をかき分けて泳ぐのは至難の業です。うまい人は,自分のペースで泳いでも,ぶつかったりからまったりせずに,すいすい泳いでいけるけれど,あたしにそんな技量はありません。追いつかないように十分間隔を空けて,それでも追いつかないように,できる限りゆっくり泳ぐのが精一杯です。

これって,かなりストレスです……。

もちろん,入浴客が悪いと言っているわけじゃありません。それぞれペースがあるわけで,おじいさんに「20代並の泳ぎをせいっ」と言ったところで,到底無理だし理不尽です。そうすると,ストレスの原因は,むしろ「自分の間の悪さ」というか「溶け込めない感じ」にあるという方が正確なのかもしれません。

「これはどうにかしないといかんなぁ……」と思いつつ,今日も泳いだわけですけれど,いい方法を思いつきました。入浴客のひとりひとりに注目して,自分の中で「あだ名」を付けることにしたんです。それぞれを「キャラ」として扱えば,ストレスどころか愛玩の対象になるかもしれないと思ったからです。

早速,あだ名を付けました。実際にどういう人かは,名前から想像してください。

  • ヌシ
  • バッタヤン
  • タタズミ
  • サワヤカサン
  • シンクロ

なんか妖怪みたいになっちゃいました……。

でも,これをやってから,結構気が楽になりました。例えば,「あー……今はヌシが泳いでるからあたくしめは控えましょう……」とか「あ!タタズミがいるし,ちょっとゆっくり泳がなくちゃなぁ」みたいな感じ。各メンバーごとにメリハリをつけて,対応できるようになったように思います。

考えてみると,妖怪が誕生した契機の1つには,こういうモノもあったんじゃないかと思います。わけのわからない人や物体や気持ちに対して「名前を付ける」ということは,それを認識し直して,それとの関係を構築し直すのに効果的なんだと思います。

この方法,学校や会社,クラブやサークル等々,人間関係がこじれそうなところで,かなり有効だと思います。あ……もちろん名前を付けるのは,自分の中でするのにとどめなくちゃいけませんけどね……。

そんなわけで……「ヌシ」は今日も元気でした。

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