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新型 AVR のハナシ

2004年10月28日

近頃は AVR ばかりいぢっているわけですけれど,使っている MPU は古いものばかりだったりします。それもこれも,よく注文する秋月電子通商が古いチップしか扱ってないからです。もちろん,他のチップがお高くて手が出ないというのもあるんですが……。

この前一息ついたゲームボーイの ROM リーダは AT90S8515 で作りました。ただ,このチップも,入手性が良いにも関わらず,型式としては相当古い部類に入るようです。

久々に ATMEL のアプリケーションノートを覗いてみると,「AVR085: Replacing AT90S8515 by ATmega8515」なるエントリに加えて,「AVR087: Migrating between ATmega8515 and ATmega162」なんてものまで見つかりました。

AT90S8515 って,2世代も前の MPU だったんですね……。

使わないチップのスペックに興味はないということで,今までデータシートを読まなかったんですけれど,読んでみるとたしかに高性能になっています。ATmega162 のデータシートによると,特に,目を引くのが,

  • Up to 16 MIPS Throughput at 16 MHz
  • Dual Programmable Serial USARTs

あたり……。

16 MIPS の実行速度ということは,暗算が正しければ,1命令あたり 62.5ns くらいで動作することになるようです。ATmega168 なら 20 MIPS なので,1命令あたりの実行時間は 50 ns ……速いですね……。周波数といえば,この頃の PIC(PIC18F* シリーズ)も内部クロックを 40MHz 位まで引き上げられるようになっているようだけれど,それでも1命令あたりの実行時間は 100 ns 程度だそうです。もちろん,マイコンの場合,早けりゃいいってもんでもないんですけれど,高速な動作を期待する回路には魅力的です。

また,UART を強化した USART (Universal Synchronous and Asynchronous serial Receiver and Transmitter)がオンチップなのも魅力的です。なんでも,USART の機能を使うと,最大 2.5Mbps でシリアル通信できるんだとか……。素人丸出しですけど,なんだかすごそうです。

新型 AVR は,「IPI Online Shop」や「Digi-Key」あたりで入手できるみたいです。まだまだ入手性が乏しいのは否めませんね。

AVR って,インターネット上ではそこそこ情報があるけれど,書籍媒体の情報が非常に乏しいのが難です。情報源は,もっぱらCQ出版社の「マイクロコントローラAVR入門」と,メーカーのデータシートになるんじゃないでしょうか。もちろん,この手のものはデータシートを読むのが基本なんでしょうけれど,英語が読めない人には辛い感じです。この頃はトラ技にも見放されている感があるし,何とかならないもんなんでしょうか……使いやすくていいチップなんですけどね。

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