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Vine Linux をインストールしてみる

2004年12月23日

FreeBSD 4.10 を入れていた Thinkpad 240 に,Vine Linux 3.1 をインストールしてみました。Linux を使わなくちゃいけない理由は,これといって無かったんですけどね。LPIC の本をパラパラと読んでいたところ,FreeBSD と随分挙動が違うみたいだから,実際にいぢってみようと思ったわけです。LPIC を受けるのかというと,そういうわけでもなくて,ただの興味本位です。

Vine Linux 3.1 Screenshot

上がカスタマイズ後の様子です。見た目は,ほとんど母艦の FreeBSD BOX と同じ……(WM == blackbox)。各メディアでは,GNOME のきれいなデスクトップ環境を宣伝しているけれど,Celeron 366MHz RAM 192MB の弱小 PC では,重すぎて使い物になりません。まぁ,宣伝なんてそんなもんです。

Thinkpad 240 には ATAPI な CD-ROM ドライブが付いていないから,PCMCIA の NIC を使って FTP 経由でインストールしました。ネットワークインストールにもかかわらず,フルインストールです。迷惑かけちゃったかな……。

インストール自体は,大した問題もなく,サクサクと済みました。Linux はインストーラに格別気を払っているようなので,機器の認識から各種設定まで,ほとんど自動で進みました。

ただ,この後の設定は,結構しんどかったです……。いかんせん,インストール直後から GNOME やら httpd やらがやたらと立ち上がっているので,何をするにも重すぎます。メモリを 192MB(最大)積んでいたから良かったものの,標準の 64MB だったら簡単にスワップアウトしてしまいます。こんなんだったら,「最小」か「カスタム」でインストールしておけばよかった……。トホホ……。

そういうわけで,まずもってやることは,不要なプログラムを外すことです。不要なデーモンを片っ端から止めて,GNOME 関連のパッケージも全てアンインストール。GNOME が無くなると,WindowManager が twm になってしまうけれど,とりあえずは致し方ありません。

一通り軽くなったら,今度はネットワークの設定……。Vine の NIC 設定は,/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 で設定できるようなので,サクサクっと設定してアダプタを立ち上げます。大体,以下のような感じ。

BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
USERCTL=yes
NAME="Melco L11"
DEVICE=eth0
IPADDR=192.168.1.3
NETMASK=255.255.255.0
BROADCAST=192.168.1.255
NETWORK=192.168.1.0
GATEWAY=192.168.1.1
ESSID=[YOUR ESSID]
KEY=s:[YOUR WEPKEY]
PEERDNS=yes

これで,apt-get が使えるようになります。いろいろインストールしたいけれど,とりあえずは WindowManager を変更します。できる限り軽い wm にしたいので,blackbox を選びました。login 時のディスプレイマネージャも xdm なので,wdm に変更しておきます。おもむろに,

# apt-get install blackbox
# apt-get install wdm

と叩いて,インストールです。定評のあるパッケージ管理システムだけあって楽ですね……。依存関係にあるパッケージも含めて,全て引っ張ってきてくれます。Linux には synaptic なるパッケージ管理用の GUI インターフェイスもあるようですけど,こっちのスペックがショボイせいかどうも不安定でした。

後は ~/.xsession や /etc/X11/prefdm あたりをちょこちょこ変更して,wdm と blackbox を立ち上げました。prefdm をいぢるには,ちょっとだけシェルスクリプトの知識が必要です。

とりあえず,今のところは人並に使えるようになったところです。まだインストールしたばかりだけれど,Vine Linux の全体を見てみると,Windows 程ではないものの「ハードウェアを選ぶ」ディストリビューションのように思いました。よく昔は「セカンドマシンに入れてみよう」なんて文句があったけれど,あまりに昔のパソコンだと,デフォルトの設定では動かないことがありそうです。また,デフォルトの設定から好みの環境にするのも,起動や設定の仕組みを掘り起こしていく必要があるので,それなりに苦労します。

初めてインストールする向きは,十分なスペックをもったマシンで,デフォルトから少しずつカスタマイズしていくのがいいのかもしれません。

どうでもいいことですけど,作業している途中,ジブリの『耳をすませば』という映画を思い出しました。受験をひかえた主人公が「物語を書きたい」というのに対して,お父さん曰く,

人と違うことをするのは大変だぞ。

ほんと……デフォルトでハッピーなら,こんなに幸せなことはありません。

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