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都市伝説的ゲーム

2005年01月28日

Nintendo-DSPSP を店頭で触ってきました。DS は「さわるメイドインワリオ」で,PSPは「もじぴったん」。どっちも単純なゲームですけど,ハマっちゃいそうですね。ブツが無い(売切れ中)のにデモだけしてるってのも,なんだか変な光景でしたけど……。

Nintendo-DS と PSP は,どちらも幅広い客層をターゲットにしているようです。ゲームをしていない人達を目覚めさせることが,随分前から業界の懸案になっていたそうなので,いよいよその動きが目に見えてきたように思えます。結果的には「なべて受け入れられる DS」と「若者ウケする PSP」みたいな構図ができたみたいですね(参照:「任天堂『DS』は女性、ソニー『PSP』は10代に人気、購入分析で見えた携帯ゲーム最新トレンド」(BCN ランキング))。

あたしは今回触ってみたわけですけど,「買うか」と聞かれたら,ちょっと躊躇するところがあります。たしかに,どっちも画面はきれいだし,音楽も豊かで楽しめます。けれど,どうも自分のゲーム像との間にズレがあって,今ひとつパンチに欠けるんです……。

あたしのゲーム像というのは,ズバリ「都市伝説」なんです。ええ,あの「口裂け女」とか「人面魚」とかいったアレ……。ゲームには「都市伝説」が必要不可欠だと思っているくらいです。あ,ゲームのキャラクターに口裂け女や人面魚を出せってことじゃないですよ。念のため。

都市伝説というと,オカルト的な雰囲気があって,それを扱ったコンテンツもどういうわけか「人を怖がらせよう」という方向にベクトルが向いているように思います。けれど,都市伝説の本来的な役割は,「なんだかよく分からないモノ」を設定しておくことで,現実に奥行きを持たせることなんだと思います(よく言われることだけど)。

ピアスの白い糸(失明する?)にしても,東大医学部の桜(死体が埋まっている?)にしても,都市伝説は,「よく分からないモノ」を押し込めておく場所として必要な領域というわけ。たまに,外国人や一部の部落に関する話のように,よからぬ方向(差別)に進むこともあるわけですけど,とにかくそういうことです。つまり,現実には「あること」と「あらないこと」,それに「あり得そうだけどあり得ないこと」と「あり得なそうだけどあり得ること」があるとして,現実に深みを与えているのは,最後の2者のように思うわけです。

ゲームの話に戻りましょう。「都市伝説」がゲームに必要不可欠だというのは,オカルトゲームを作るということじゃありません。そうではなくて,「よく分からないモノ」を作っておくということなんです。今時のゲームは,そこら辺があまりにもきれいにできすぎている感じがします(あたしの見る限りですけど)。出てくるアイテムには必ず何かの意味があるし,起こるイベントもゲームを進めるのに何かしら役に立つように表れます。

この頃はゲームをしていると,「イベントフラグが立っているはずだから……」みたいに,中の人の事情も考えちゃったりして,我ながら興ざめだったりします。「よく分からないモノ」を置いておくと,そこら辺にも奥行きが出るんじゃないでしょうか。ネットなんかの情報交換では,ネタバレに悩まされるけれど,言っている人によって起きていることが違っているなんていうことがあったら,楽しいかもしれません(まさに伝説)。

今にしてみると,ARTDINK の「THE ATLAS」なんかは,「都市伝説」的な要素をうまく取り入れていたように思います。現在,あたしが出して欲しいのはというと,65536 階建ての「ドルアーガ」。労力はかかるけれど,容量的に無理は無いはず……ほとんど NetHack に近いノリになりそうですけど,伝説,生まれそうでしょ?

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