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自分は空気の読めない人だと思った時の話

2006年04月15日

この頃はそうでもない,というか多少は「空気読み」を学習したつもりなんですけれど,今だに「あの時空気読んでおけばよかったなぁ」と思う場面があります。ちょうど今頃の季節(春先)だったので,この季節になるたびに後悔します。

数年前の今頃(といっても3月だったけれども),大学のゼミで卒業パーティーがあった時の話です。

あたしの所属していたゼミでは,先生が卒業生に本を渡すのが恒例になっていて,その裏表紙に先生がサインをくれることになっていたのでした。先生が椅子に座っていて,卒業生がその机の前に並んで順番にサインをもらっていく,という段取りです。当然のことながら,先生は座っていますから,サインをもらうべく立っている人(卒業生)は先生より頭が高くなるんですね。

このとき,先生よりも頭が高くなるのはいかん,という配慮なのか礼儀なのか,前の人は先生よりも頭が低くなるように,しゃがんでサインをもらっていたのでした。

あたし,立ったままもらっちゃったんですね……。前の人がしゃがんでいるにもかかわらず。

おそらく,こういう礼儀はゼミの雰囲気によるところがあって,先生より頭が高くなるときは絶対しゃがまなくちゃいけない,といったルールがあるわけじゃないんだと思います。指導教授が若いゼミにいた人に聞くと,「そこまでしなくてもいい」といった返事を聞くこともありますから。また,その時は卒業生の先頭が,学部卒業後先生の研究室に入る人(卒業後,今以上に世話になることになる人)だったことから,しゃがむ行為そのものはその人独自の立場にもとづいた礼儀で,後の人がそれにつられただけだったのかもしれません。

とにもかくにも,その場の「空気」としては,「おまえしゃがめよ」なルールが支配していたのは確かでした。……失敗,失敗。

しゃがまないでサインをもらった後,特に誰からも指摘を受けなかったんですけれど,自分の後ろにいた人は「空気」にならって,またしゃがんでいました。あからさまに異端(あたしのことです)が出現したにもかかわらず,誰も指摘をしないというところがまた怖い……。もしタイムマシンがあったら,あの時に戻りたいです。当時の自分に当て身でもくらわせて,トイレに押し込んで,しゃがんでサインをもらいます。タイムマシン早くできないかなぁ……。

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