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「この本を読むからにはこの本も読むべきだ」な書籍紹介のアイデア

2006年12月01日

Amazon にある「この商品を買った人はこんな商品も買っています」は,商品どうしを結び付ける方法としてはグッドだけれども,他書(あるいは他人の行動)に興味が無い向きからすると,「へー……だから?」だったりします。だからといって,その他にひとつの商品から他の商品に橋渡しする方法があるのかというと,なかなか難しい。Amazon では,この他にも「あわせて買いたい」なる表題で他書を紹介しているけれども,何を根拠にそう言っているのか分からないので,コンテンツの重み(重要性)としてはちょっと軽いです。

で,ひとつの書籍から他の書籍を紹介する方法として,ちょっと考えてみたのが,「この本を読むからにはこの本も読むべきだ」なフレーズ。本の虫は,割とこういうフレーズに弱いんじゃないかと思ったりします。

そもそも論から話すのも野暮な話だけれども,本というのは,普通何らかの脈絡の中で書かれます。大雑把に言えば,「話題」と言ってもいいかもしれません。例えば,ラカンを読むならフロイドを読んでなきゃだめ,みたいな具合に,ある本は何らかの本と「話題」を共有していると思うんですね。つまり,どんな話題からも独立して存在する本というのは,ほとんどあり得ないと思うわけです。あたしゃ,こういった脈絡を追うのが好きなんですけれど,そういう人はあたしだけじゃないと思います。

他書を勧める時の話に戻ると,「この本を読むからにはこの本も読むべきだ」なフレーズは,以下のような意味合いを含んだモノとして発せられると,アピールする度合が強くなる感じがします。つまり,

この本を読めばお前はこの本について語ることができるだろう。けれど,この本が扱う「話題」について知るには,この本だけでは不十分だ。ということは,お前はこの本についてほとんど十分に話すことができないのだ。

といった雰囲気を醸し出す,と……。ほとんど脅迫なわけですが。

ただ,本であれネット上の話であれ,「脈絡」が重要だと思うのは本当です。本そのものというよりは,その背後にある「文脈」なり「脈絡」なり「話題」なりを専門に扱う書籍紹介なりまとめツールなりがあると便利だなぁ,と思うんですけれど……誰か作ってみませんか?

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