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長文エントリは長期に亘ってじっくり読まれていたりする

2007年02月06日

こちらの話について。

ITmedia +D LifeStyle:ネットから長文が消えたいくつかの理由

筆者の小寺氏は,長文が少なくなった理由を,おおむねシステム側に求めているみたい。つまり,CRT が読み辛いとか,日本語の組版の問題とかいった具合です。あたしゃ今もアナログな CRT を使っているんですけれど,たしかに文字を読むには不向きだと思ったりもします。

一方で,スラッシュドットでは,長文エントリが消えているわけじゃない,といった考え方を採る方が多い様子。つまり,長文が消えた(あるいは消えたように見える)のは,もともと長文を書ける人が少なかったところに書き手が増えたからだ……と。この他,長文エントリは,読む側の労力や書く側の手間がかかりすぎる,といった話も。

で,あたしはというと,スラッシュドットと同じく,長文エントリは消えているわけじゃなくて,相対的に少なく見えるだけといった印象があります(あくまでも印象ですが)。長文エントリはたしかにある。ただ,こういうエントリは見付けにくい。どうしてか。

手前味噌ながらうちのサイトの話をば。

うちのサイトでここ1年ほど,最もよく読まれている記事は,「qune: Expat を使ってみよう(その1)」という記事なんですけれど,実のところこのエントリ,はてなブックーマークは1件しか付いていません。いや,付いてないから不満だとか言ってるわけじゃないんですよ。アクセス数の割にブックマークが付いていない,というだけの話です。うちのサイトでは,ときどきたくさんブックマークしていただくことがあるんですけれど,通算すると,ブックマークの少ない「qune: Expat を使ってみよう(その1)」の方が多いんです。

それは,言わずもがな,瞬間的なアクセスではなくて,恒常的に一定数のアクセスがあるからです。毎日数十件くらいのアクセスでも,積もり積もるとそれなりのアクセス数になるという。面白いですね。この記事の場合,「expat」を日本語サイトでググったら,2番目(!)に来てしまうのも原因なんでしょうけれど(恐れ多くも……)。

恐らくこの先,このエントリがたくさんブックマークされるってことはないんだと思います。というのも,今時のウェブサービスは,過去記事を掘り起こすのには向いていないと思うからです。RSS で最新情報を受信して,ブックマークに記録,時々自サイトで言及……みたいなルーチンだと,どうしても漏れが出るわけで,一旦漏れると表舞台に上がる機会はあまり多くありません。このことが善いか悪いかってのは,個人的にどうでもいいことなんですけれど,とにかくそういうこと。

長文エントリは,瞬間最高視聴率を得るのは難しいけれど,割と長期に亘って参照されるコンテンツになる可能性が少なくないんだと思います。今のところ,そういうコンテンツの発見は,個人レベルで地道に行なわれているけれど,そういったコンテンツを掘り起こすウマいウェブサービスがあってもいいんじゃないかな,と,思ったり,思わなかったり……。

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