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『新ロードス島戦記』についていけない人

2007年02月19日

『新ロードス島戦記』を読んでいるところです。先程4巻を読み終わったんですけれど,5巻以降は最近の本なので,古本で調達するのが難しくなってきました。6巻で完結らしいんですけれど,うーん……ここまで読んじゃったしなぁ。最後まで読んでおくか。

新ロードス島戦記〈4〉運命の魔船
水野 良
角川書店
売り上げランキング: 14491
おすすめ度の平均: 3.5
1 もうついていけません...
3 皆、思いは同じ
4 前巻からかなり経ちましたが

『新ロードス島戦記』は,『ロードス島戦記』の最後の方で登場した次の世代の物語です。パーンやディードはちょろっと出てくるくらいなので,初めから読んでいる向きは,毛色の違いにまずびっくりすると思います。あたしゃ,本シリーズを読む前に『ロードス島伝説』も読んだんですけれど,こちらともかなり毛色が違います。『ロードス島伝説』は,『ロードス島戦記』で伝説になっている六英雄の話。

で,「毛色が違う」というと,上の Amazon カスタマーレビューに「もうついていけません」というのがあって爆笑。たしかにそうだ。

展開の読める薄い内容、甘すぎる物語、そして少女マンガと見紛う挿絵(と表紙) …
発売時点で既に15年以上続いている物語であり、前作(伝説)までは間違いなく名作なのですが。
初刊からリアルタイムで読んでいるおじさん世代としては、もうついていくことができませんよ。
これが世の流れなのでしょうか ?

なぜ読んでいるの、と聞かれれば、それがロードスだからとしか答えられません。

あたしも,そんな感じです。

『新ロードス島戦記』では,暗黒の島マーモ島に舞台が移ります。『ロードス島戦記』の邪神戦争でロードス本島が平和になっちゃったもんだから,問題があるといったらマーモ島くらいしかないんですね。そんなもんで,クエスト的な要素があるといっても,ほとんどがマーモ島の中で行われます。本島に足を伸ばしてもアラニアやフレイムをちょっと訪れるくらいなので,これまでのように島中を大冒険!みたいな話はありません。

その代わりに,本シリーズでは,主人公(スパーク)の恋愛譚があちこちにちりばめられています。お相手は,六英雄のひとりであるニースの孫娘(小ニース)と,前シリーズでスパークと旅をしたフレイムの元傭兵リーフです。この恋愛譚がなんというか……なんなんでしょ。

気が付くと,『新ロードス島戦記』になってから対象年齢が(より)下がったのか,異常にルビの数が増えています。おそらく,本シリーズを読んでいる向きは,新規のお客さんより昔から読んでいる人の方が多いと思うんですけれど,そういう人からしてみると,分かりやすすぎるんじゃないかと思ったりはします。この点,新規のお客さんの反応も見てみたいところ。

ゲームの世界でも当てはまることなんでしょうけれど,この頃は冒険することよりもキャラクターの内面を描くことに重心が置かれているようなので,クエスト的な要素が減って恋愛譚が増えるのも時代の流れってもんなのかもしれません。RPG の role は「役割」というより「感情移入の器」といったところ。

オッサンとしては,もう1回『ロードス島戦記』を読んで締めようかと思っていたりします。

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