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『はじめて読む8086』を読んだ

2007年03月25日

読み終わりました。もう懐かしいったらないですね。あ,あたしゃ32bitの子だったので,懐しいってのはウソになっちゃいますけど……。「プログラミングする前にディスクのバックアップを取りましょう」とか……「取ってた取ってた!」とニヤニヤしてました。

はじめて読む8086―16ビット・コンピュータをやさしく語る
蒲地 輝尚
アスキー (1987/03)
売り上げランキング: 17943
おすすめ度の平均: 4.5
4 コンピュータの入門書
5 分かりやすい本です
4 CPUが理解できる

いつだったか書いたかもしれないけれども,あたしが初めて触れたパソコンは PC-8801FE という廉価版の88で(テレビにつながる!),ファミコンを我慢し,なけなしの貯金を取り崩して買った中古品でした。「売ります・買います」で20000円だったっけな。けど,これは Z80 という 8bit CPU(いわゆるゼッパチ)を乗っけていたので,8086以前の話になってしまいます。

一方,その後我が家にやってきた PC-9801DS2 はというと,もう 386SX という 32 bit CPU になっていたのでした(MS-DOS のバージョンが 4.0C-5.0 くらい)。そんなもんで,実のところ,あたしゃ 16 bit CPU なるもんを知らないんですね。

で,本書はその 16 bit CPU である 8086 の話です。説明はオーソドックスだけれど,とても分かりやすく書かれているので,中高生くらいが読んでも楽しめるんじゃないかと思います。あたしも当時に読みたかった……。おそらく,16 bit のバスと1Mバイト程度のメモリ空間ってのは,大き過ぎず小さ過ぎず,バイナリな世界に入門するヒトの想像の範囲に収まるギリギリの規模なんじゃないかと思います。原理は同じだけれど,32 bit CPU をいきなり始めるよりも,ずっと敷居が低くなっています。

難点は,本書でやっていることを再現するのが難しいこと……。当時としてはかなり実践的な本だったんでしょうけど,内容を再現するには,MS-DOS の MASM や DEBUG といったコマンド群を用意しなくちゃいけません。近頃はもっと便利なツールもあるので,片目で本書を参照しつつ,開発環境は今風にアレンジたものを使う……みたいな読み方をするのがいいのかもしれません。

時代が古くなったとはいえ,CPU(というか IA)の基礎を知るのに,本書が欠かせない1冊となっていることは間違いありません。あたしが買ったのは1999年発行の第1版33刷だけれども,今ではもっと伸びているはず。まさにベストセラーですね。

ここ数年は,華々しい Ajax や LL といった分野から少し距離を置いて,泥臭いバイナリな世界を覗いているんですけれど,個人的にはこういうチマチマした泥臭さが大好きだったりします。夏までは楽しめるかなー。

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