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テキトウメモ - 相対的コミュニケーション弱者と同強者の話

2007年06月23日

ラーメン屋でこういう話を妄想。

客:「大盛りね」
店:「大盛りありがとうございまっす!」「で,何の大盛りでしょう?」
客:「客の面を見りゃ分かるだろ」「アレだよアレ!」
店:「??」
客:「まぁ……いいや。適当に見繕ってよ。俺に合いそうなラーメン。」「ちなみに,俺コッテリが好きなんだわ」
店:「はぁ……コッテリというと味噌なにかが……」
客:「あー,もうっ!具体的に言わなくてもいいからさ。とにかく作ってよ。」

(作り途中……できあがる直前)

客:「あ!兄さん兄さん!煮卵追加ね。」
店:「えっ!?ああ……はい。煮卵ありがとうございまっす!」(心の声:直前になって言うなよ)
客:「それと,麺カタメで!」
店:「ええっ!?もうできあがる直前なので,麺のカタサはちょっと……」
客:「作り直せばいいじゃん?」
店:「と言われましても……」
客:「できないの?客だよ,俺?」

(できあがって客に味噌ラーメンを出す)

店:「おまちどうさまでした」
客:「おせーな。」
店:「すみません」(心の声:お前が途中で注文を変えたからだろ,てか注文あったのか?)
客:「しかもさぁ……これっていくらなんでもコッテリすぎじゃない?」
店:「お客さん,コッテリ好きだったのでは……」
客:「いや,コッテリは好きだよ。でもさぁ……このコッテリって何か違くね?」
店:「?……といいますと?」
客:「だからぁ……俺の面に合うコッテリなわけよ」
店:(心の声:んなもん知るか!)
客:「たとえば,醤油とか……」
店:(心の声:先に言え!)
客:「てかさ,なんで俺が具体的に『醤油』とか言わなきゃいけないわけ?」「あんたプロでしょ?」
店:「!!!」

(お勘定になる)

店:「650円です」
客:「たけーな……麺がヤワかった分500円とかになんない?」
店:「……………」

ちょっと誇張してますけど,実際,ここ数ヶ月似たようなケースに何度か遭遇しています。割と抽象的に書いたので,同じような場面に遭遇した心当りのある向きもいらっしゃるんじゃないでしょうか。なんつーかもう……自分の要望を伝えられない人ってのは,困ったちゃんだなぁ……という話。

こういうのって,「空気読め」みたいな話ともつながってると思うんですけど,「クウキ」とかいった訳の分からんもんが出てくると,いくら理不尽な話でも声高に叫んだ方が勝つことになってしまいます。てか,声高に叫んだ人の空気に場が染まる,といった感じ。いかにも,日本的,日本的(とか言ったら語弊がありそうだけど)。

ただ,ここでの話では,客を少し悪人っぽく描いたものの,店として何もできなかったのかというと,そういうわけでもないと思うんですね。そもそも,正式な注文として受けられない旨を伝えていれば,後々までヤバげな客を相手にすることもなかっただろうし,麺をカタメに云々についても,「もう手遅れです」と言えりゃよかったんですから。というわけで,ここにあるのは,客と店のコミュニケーション不足なわけで,一方的にどちらかが悪いとかいった話でもないんだと思います。「心の声」は表に出した方がいい。

で,もう少し考えると,このコミュニケーション不足というのも,ある意味権力的なところがあるわけで,結局のところコミュニケーションの成否を握っている人がいるもんなんじゃないかと思ったりもします。その意味でいうと,コミュニケーション的弱者なるもんは相対的なもんとして捉えられそうです。んでもって,上のケースのような場合(たまたま(比較的)弱者が(比較的)強者と遭遇してしまった場合),弱者としては,コミュニケーションの場そのものから離脱するしかない,とか思ったりもするわけです。長く居れば居るほど,「トッテクワレル」危険が高まるだけですから。怖いですね,コミュニケーション。

近頃ぼちぼち考えていることと結び付けると,上の例はそんな話になります。

あたしゃ普段,意味不明な意思表示はおおむねスルーすることにしているので(「察してくれ」電波が飛んでいてもあえて無視する),あまりこういう目には遭わないんですけどね。ここ数ヶ月は立て続けに同じようなケースに遭遇しています。「てか,なんであたしがそこまでしてやらなきゃいけないの?」みたいな。参ったなぁ……もう。

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