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法への思想と法からの思想をつれづれと思ってみる

2007年07月18日

法への思想とは法に向かう思想のことで,法からの思想とは法なる秩序から生み出される思想のこと,と,自分で作った言葉に同語反復的な注釈を付けるとしたら,「法からの思想」というのは必然的に全体的な傾向を帯びるもんなんじゃないか,と,今朝起き抜けに思いました。狭隘でロクでもない思想。

ちょっと抽象的になるけれども,法からの思想の問題点は,それが法を秩序付ける思想(すなわち,法への思想)に転化する瞬間にあるんじゃないかと思ったりします。秩序が思想を作り,その思想が秩序を補強する,みたいな,相互依存というか共犯関係というか,なんというかゴニョゴニョ。デリダだったら,「自分が話すのを聞きたい」とか言うのかしらん。

そういうわけで,法は徹頭徹尾「結果」や「実践」である必要があって,何か思想的なものの「根拠」であってはならない。その意味で言うと,価値判断や政治判断の根拠に「法律に書いてあるから」なんて話を持ち出すのは,論理飛躍以前にナンセンス……だとあたしは思います。法はそれが実施される限りにおいて正義なのであって,法そのものが正義であるわけではない,と。付け加えるなら,こういう話は「言い切り」ではなくて「なんとなく思う」もんじゃないといけないだと,なんとなく思います。まぁ,ただそれだけなんですけど。

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