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みんなに使いやすい UI はないってのが現実なわけで

2007年08月05日

だから,わざわざ内作でシステム作っちゃうところも多いわけで……。というわけで,以下を読ませていただいて思ったことをつらつら。

ユーザが入力しやすいように作るのは、自然なことだと思います。しかし、ユーザが変わっていくことについても、考慮しているでしょうか。

今や、多くの場面で、コンピュータと、その上で動作するアプリケーションが使われています。そして、そのアプリケーションの大部分は、[TAB]キーをフォーカスの移動に使い、[Enter]キーを入力の確定に使います。

このような User Interface と併用していて、本当に [Enter]キーが入力フォーカスの移動であるアプリケーションが、使いやすいままでいられるでしょうか?

ユーザ インターフェスを考える

コメント欄にある勘定系の UI の他にも,例えば,資材(発注・購買)管理であるとか在庫管理の人なんかは,マウスをポチポチやるようなかったるいことはしてないわけで(特に老舗の製造業なんかでは多いのかな),テンキーだけでバリバリ入力していきます。ご存知の通り,テンキーに[TAB]はない。そして,マウス操作は分かりやすいけれどトロい(これは話題になっていないけど)。

また,ここでは[Enter]でフォーカス移動があるようだけれど,あるところでは,既定の入力桁数まで入力したら,[TAB]も[Enter]も叩かずに,次のフィールドにフォーカスが移る,なんて作りの UI もあったりします。

入力する作業者さんは,左手で入力する元データ(紙)をめくりつつ,右手のテンキーでバリバリ入力していきます。ベテランさんにもなると1日に数100件のデータを入力しているわけで,こういうのを一度見ると,「[TAB]なんてかったるいもん実装できんな」と思うはず。新しい UI を採用して,主力のベテランさんが入力に窮してしまったら,業務が回らなくなる,なんてこともあるわけで(これは絶対に避けないといけない),まあなんつーか,みんなに使いやすい標準 UI よりも,特定の人間を効率良く動かせる UI の方が優れてるとも言えるんじゃないかと思ったりするわけです。標準の UI で良かったら,できあいのパッケージを使えばいいわけですし。

考えてもみると,この場合は,[TAB]でも[Enter]でもフォーカスを移動できるってのが望ましい。アプリケーション(画面)の設計にもよるけれど,確定ボタンにフォーカスがある場合の[Enter]押下だけを「入力確定」扱いにして,他はフォーカス移動(最後に[Enter]を2回叩くことになる)みたいにしてもいいんじゃないか,ということです。

もちろん,こうするとキーの意味合いがフォーカスの位置によって変わってしまいます。けれど,定形の入力ををこなしている人からしてみたら,キーに特定の役割を持たせることにこだわらなくても,作業の流れに従ってキーの意味合いを(多少)変えても構わない気がします。キーに特定の意味合いを持たせないとやっていけないのは,今のアプリケーションが不定型の入力を主流にしているためです。そういう意味で言うと,キーに特定の役割を持たせるといった発想は,それ自体,ものすごくホワイトカラー的だと思ったりもして……。

まぁ,UI 作りって,ほんと使う人に聞いてみないと分からないところがあるんですけどね……。と,とりとめのないまとめにしてしまう。

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