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本日のあーやっぱり - 勝算のない制度の話

2008年02月04日

こちらの話から。

司法試験合格者を2010年までに年間3000人に増やす政府計画をめぐり、法務省が見直し方針を打ち出したのに続き、日本弁護士連合会も見直しに転じることが確実となった。8日に投開票される会長選に立候補している2人とも、弁護士の就職難などを理由に見直す立場を明確に打ち出したためで、法曹人口の増加にブレーキがかかる可能性が高まった。

asahi.com:法曹3千人 日弁連も見直し確実 会長候補2人とも明言 - 社会

学生時代の某先生が,「法曹が増えると事件そのものが増えるからあぶれることはない」とおっしゃっていたのを思い出します。弁護士1人では訴訟にならないけれど,2人いれば訴訟になる。日本人が訴訟嫌い(※某偉い先生の主張)というのは嘘……とか,云々。けど,現に弁護士の就職事情は芳しくないらしく,あぶれる弁護士は増えている(と,聞いている)。

ということで,進路を選択する個人の立場からして,リスクに対するリターンを考えると,法曹の道を選択することが賢い選択だとは思えません。某法科大学院では,早めに裁判所事務官の道を勧める先生もいらっしゃるんだとか。目標や希望をもって,あえて選択する人を止めようとは思いませんけれど,選択に迷っている人には,「やめといた方がいい」と忠告します。

(法科大学院を経由した)合格者数を3000人にする,とかいった構想を聞いたのは2000年頃だったと思うけれども,当時からしてみても「ほんとにできると思って言ってるのかよ……」といった感じでした。「修了者は全員法曹になれる」といった触れ込みだった法科大学院も,ペーパー弁護士を増やすだけ,と結論付けられた,と。某先生が「法科大学院の学費は法曹になってから元を取れ」と,話していたを覚えているけれど,現実に元を取れる人はどれだけいるんでしょうか。

「ごっめーん!やっぱだめだったわ。てへっ!」とかいうだけなら,簡単なんだけど,その背後は死屍累々。

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