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「セカイ系」ってのは多分世代的な隠語なんだと思う

2008年03月07日

またもや今さらなんですけど,「セカイ系」なる言葉は,世代的な隠語なのではないかとつらつら……。『ほしのこえ』も『最終兵器彼女』も,言われてみて初めて「あー……そうなんだ」と思っただけだったのでした。セカイ系って単純に実存文学寄りの作品ってだけなんでねいの?と。

あたしが気になるのは,むしろ,「作品(特にメカモノ=戦闘モノの SF 作品)には,『公共空間を含めた世界』なり『時代設定』なりがあるもんだ」とかいった,お約束を前提に置く「受け手」の側だったりします。んでもって,おそらくこうした態度は,世代的に特有なもんなんじゃないのかなあ,と。作中の公共空間なり設定なりをまず把握して,その中で登場人物がどう振る舞うのかを見る,みたいなお約束ルーチンが「あれ?通じねぇぞ?」みたいな。

まぁ,だからといって,セカイ系なるジャンル(?)が流行ってないとか,意味がないとか言いたいわけじゃないですけどね。一時期前と比べて,実存的な物語が好まれる傾向は,エヴァンゲリオン以降たしかにある感じがします。で,これが「大きな物語」の後退なり退潮なりと解釈される点にも,特に異論はありません。

ただ,「セカイ系」なる把握の仕方((あるはずの)中間項がないという形での捉え方)は,ガンダムなり FSS なりといった筋金入りの大きな物語に,ある程度感化されないとできないんでねいかなあ……と思ったのでした。実際あたしゃ,セカイ系と呼ばれる作品群を「実存的」とは規定できても,「あるはずの中間項がない」と捉えるのは難しかったです。「あるはずとは限らない」みたいなところがあるもんで。

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