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今日読んだ漫画 - 機動旅団八福神 (1)-(4)

2008年03月26日

はじめに1巻だけ読んで,その後4巻まで一気読み。これはクセになる。

機動旅団八福神 (1巻)
機動旅団八福神 (1巻)
posted with amazlet on 08.03.25
福島 聡
エンターブレイン (2004/12)
おすすめ度の平均: 4.5
4 それは危機感?
4 独特のタッチと思わせぶりな伏線に期待大!
5 中毒患者一丁上がり

この話,なんとも不思議な空気があって,どうにもつかみ所がありません。ゆるさの中にシリアスな空気があるというか,シリアスさの中にゆるさが同居しているというか,そんな感じ……。いや,ちがうな……。ゆるい部分とシリアスな部分が,交互に別々に出てくる話はよくあるんですけれど,この作品の場合,ひとつのコマにゆるさとシリアスさが同居している感じがあるんです。どっちにでも読める,みたいな。

本作品は戦争モノなんですけれど,ガンダムのような大きな世界の中にある話ではなくて,パトレイバーのようなローカルな話です(今のところ)。で,無理矢理パトレイバーと対比すると,パトレイバーの「ゆるさ」の場合,それまでの「熱血」や「シリアス」に対するカウンター的な意味合いが強かったんだと思います。んでもって,そこにはカウンターゆえの「不自然なゆるさ」みたいなもんが感じられたのでした。エンタメのためのゆるさ,みたいな……もちろん,それが,ダメなわけでは全然なくて,むしろそれがエンタメと非エンタメ(現実)を分かつタガになっていたんだと思います。

けど,本作品のゆるさは,かなり天然度が高い(少なくともそう見える)。エンタメのためのゆるさではなくて,「ゆるさのためのゆるさ」というか,なるべくしてなった「ゆるさ」みたいな……。考えてもみると,ゆるさの中にシリアスさがあるってのは,「日常風景」だと思うわけで,その意味で,本作品のリアリティは卓越している。狂気じみた「普通さ」と,戦時下といった非日常的な設定があいまうことで,リアリティの境界があいまいになる感覚があります(……とかいうと大げさか?)。

この「普通なゆるさ」はクセになるなあ……。

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