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今日読んでた本 - 『SEのフシギな職場―ダメ上司とダメ部下の陥りがちな罠28ヶ条』

2008年05月20日

以前このサイトで紹介した『SEのフシギな生態』の続巻を,大雨を走る電車の中で読む……。今回のは,うーん……どうなんだろ。

SEのフシギな職場―ダメ上司とダメ部下の陥りがちな罠28ヶ条 (幻冬舎文庫)
きたみ りゅうじ
幻冬舎
売り上げランキング: 188576

今回は,上司と部下の関係とのこと。ダメな上司/部下といけてる上司/部下の話について,エピソードを紹介しています。でも,これって,あんまり SE とは関係ない。どこの会社にいても,普通に見る光景なんじゃないでしょうか。

ただ,この業界って,転職やら再就職やらが不思議じゃない職場だから,上司であれ部下であれ,かなりシビアに会社なり上司/部下なりを見ているところがあるんじゃないかとは思います。歳食っててもその会社では新人(経験はあっても)とかいう場合があるわけで,上司/同僚として長年付き合っていれば,なあなあで済むことが,通用しないこともしばしば……。と,その意味で言うと,他業種の方にとっても,会社なり人間関係を見直すきっかけにはなるかもしれません。

もっとも,前作は要件定義から納品まで,といった SE に特有の話だったんですけれど,今回は上司と部下といった一般的な会社内の関係をテーマにしています。で,こゆ話,ある規範(「○○すべし」なテーゼ)から見ればもっともなことも,他の規範から見たらおかしくなることもあるわけで,実際この通りにやってうまくいくんかいな,と思うところもちらほらあったりして……。例えば,次のようなテーマ。

  • [ダメ上司] 「任せるよ」って言ったなら、口出しするな黙ってろ
  • [ダメ部下] 誰がそんな指示出した、勝手に動くは動かないよりタチ悪し

前者は,「『任せる』と言った以上,上司は後から口出ししちゃいかん」というもんで,後者は,「独自のコダワリを持ち込んで独走しちゃいかん」というもんです。微妙なんですけど,これはなかなか両立しにくいんじゃないだろうか。本書の話では,仕様書とまったく違うもんを作ってる,とかいった話だから論外だとしても,実際にモノを作る場合,プログラマーが自分で判断しなくちゃいけないところが,多かれ少なかれあったりします。それは,コーディング規約やら(ご丁寧にも)プログラム設計書がある場合でも同じこと。

で,その結果,上司の気に入らないもんができちゃいました,なんてことになった場合,これは果たして「上司が口出し」していることになるのか,それとも「部下が独走している」ことになるのか……。現実はかなり微妙です。まぁ,ここで部下が口ごたえでもしようもんなら,次の規範に抵触するわけですが。

  • [ダメ部下] 言ってくれなきゃわかりませんは、脳にシワなき証明だ

KY おそるべし。気を利かせてなんぼです。結局,それぞれのテーゼを取ってみるとまっとうに見えることも,ミックスすると,そう簡単にはいかねいんでねいかなあ……と,云々。

とまあ,そんなもんで,本書は前作と違って,ちょっとシビアに読んでしまいました。嫁姑問題みたいなもんで,なんか書いたらなんか書けちゃうテーマなんでねいかな,とも,つらつら。

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