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本日のネットつらつら - サクラ付き出会い系サイトに見るネットの時間感覚

2008年06月29日

昨日あたり,ちろっと「悪質な」有料出会い系サイトで遊んでたんですけど,あそこの時間感覚ってのはえらく独特ですごいと思いました。

「悪質な」有料出会い系サイトってのは,はじめに無料のポイント(このポイントでサクラとメールをやり取りする)を与えておいてから,後になってポイントを買わせるタイプのサイトです。あたしゃお金を使う気もなけりゃ,サクラさんとどうこうするつもりもないので,いわばヒヤカシ。一方,サイトとしては,ポイントを買わせてナンボですから,まぁいろいろやるわけです。知ってる人も多いでしょうけど,例えば,こんな感じ。

  • 会う会うと言いつつも核心(待ち合わせ場所・時間等々)には触れない
  • ポイントがなくなってくると,なぜかポイントのセールが始まる
  • または,サクラがポイントを渡そうとする(ただしポイントを買わないとポイントを渡せない)
  • または,なぜか自分が VIP (の一歩手前)の人になる(ただしポイントを買わないと VIP になれない)

このうち,一番最初の要素である「核心に触れない」ってのが,ポイントを買わせるための重要な砦になります。空手形を振り出しているわけですから,空であることがバレちゃいけません(バレてるんですが)。なるべく時間的な(リアルな)感覚をなくすために,具体的な話には触れません。んなもんで,大抵の場合,サクラとは基本的な会話が成立しない。昔なつかし「人工無能」と話しているみたいです。いや,むしろ,こちらの発言を拾ってくれる分だけ人工無能の方が会話が成立している感すらあります。

一方で,出会い系サイトのユーザからしてみると,現実に出会えてナンボですから,時間的な要素がなくては離れてしまいます。人工無能と話すためにお金を払う人なんていませんもんね。つことで,その時間的な欠損を補うのが残りの要素です。ネット上の情報でたしかなことは,「ポイントがなくなっている」という状況なわけで,この点については,運営者もサクラもユーザも認識し共有しています。逆に,当事者には,この点についてしか共有すべき時間がありません。したがって,サクラ付き出会い系サイトでは,この「持ちポイント」を中心に時間が形成されることになる。奇妙な時間感覚です。

しかし,おそらく,こうした少し変わった時間感覚は,出会い系サイトだけでなく,ネット一般においても当てはまるんだと思います。実時間ではなく,コンテンツの種類に応じて変化する,ネット特有の時間感覚。時間について詳しく定義していないけれど,感覚の問題としてそう思うんですね。

例えばブログの場合で言うと,日記の類は割と実時間に忠実なんだと思います。その一方,BBS で言うと,時間の流れは,発言そのものによって形成されるように思えます。1月1日の書き込みの次に1月2日の書き込みがあり,続いて同年12月31日の書き込みがあった場合,1月1日から1月2日の間隔と,1月2日から12月31日の間隔は,等価なものとして扱われている(ちと極端だけど)。

この点,日記ブログの場合は,12月31日の日記の前に,5月1日の著者を想像する(読み込む)ことができます。つまり,ここには実時間を読み込むことができる。しかし,BBS ではコンテンツ(書き込み)を中心に時間が流れているので,「5月1日の書き込み」なるものを読み込む可能性がまったくありません。おそらく,コンテンツ志向というのはこうした時間の流れ方をしているんじゃないかと思えます。

とまぁ,サイトをひやかして思いついたことをつらつらの話でした。スパムがひどくなってきたから,このメアドは捨てることにしますっ☆

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