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NHK の「カンゴロンゴ」が微妙

2008年10月07日

日曜の夜は,週明けの出勤なり通学なりを控える憂鬱な時間帯なわけですけれど,その憂鬱を見事に増幅させてくれる番組に遭遇。なんかもうゲンナリです。

NHK 世直しバラエティー カンゴロンゴ」なんですけれど,第1回の話は「泣いた鬼嫁 - 給食費不払記」とのこと。夏川純はかわいかったし,雛形あきこも(いろいろな意味で)見事でした。しかし,これは週の頭に見ちゃいけない。重すぎる。

今回は,給食費不払いの話だったんですけれど,話はそれだけにとどまりません。夫はキャバクラ通い,子供は不払いでいじめられて拒食症,当の妻(雛形)はヒステリー丸出しでモンスターペアレントっぷりを発揮という(もちろん演技ですが),一家離散というかなんというか,もう目も当てられない設定でした。こういう最悪な設定を持ってこないと,今回言わんとすることを伝えられなかったのだろうか。そうだとしても,お昼にやれよ,こゆのは。

で,結局何を言いたかったのかというと,「小によって大を失う」と「青天白日」だそうなのです。つまり,「人は生まれながらにして,青空と太陽に恵まれているのだ。それを小さな損得で汚しては,もったいない」と云々。これにて一件落着。なんのこっちゃ。

あたしゃ,給食費の不払いって,それなりに悪くない動きだと思っていたりします。もちろん,給食費がもったいないとかいった理由ではなくて,子供が食べるもんにも神経がいくようになったんだね,という意味で。近頃の給食はどうだか知らないけれども,少なくともあたしの時代は,出されたものを黙って食べて,請求されたものについても黙って支払っていたわけで,批判の余地がありませんでした。食えるだけ幸せだろ,な時代の残滓があったのかも(そう言われて食べてたし)。食の安全やら地産地消やら食育云々やらといった,給食にまつわる論点はいろいろとあるものの,親がコミットできる場面は数えるほどしかない。抗議を示す意味で,あえて不払いする,ということも,考えようによってはアリなんじゃないかと。

一方,給食費の不払いは,単純にケチなだけってな困った理由もあるわけで,番組もそれを取り上げていたのでした。しかし,不払いそのものについて四文字熟語だけで諭すっての違うだろう。こいつのせいで,給食費不払いが孕むあれこれの見方や問題性が,道徳的(かつ日本的)な善意なり良心なりに回収されてしまう。上の理由をゴネゴネすることすら,「小によって大を失う」とか言われて,「いいからさっさと出すもん出せ」といったことになる,と。

大体もって,世の中の難しげな問題を,簡単な熟語でもって説明しようってなコンセプト自体,現実にそぐわないし,こういった簡単な言葉(ワンフレーズ?)で丸め込むことに,そもそもいかがわしさを感じてしまいます。内容は微妙。夏川純はかわいかったけど。あと,久しぶりに見たダンディ坂野が,収録なのに生番組並に緊張していたのもよかった。

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