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サイト閉鎖後のフィード公開についてつらつら

2008年10月21日

全文転載とかよく分からないので,直接関係ないんですけど,こちらの話でちょっと思ったこと。

検索避け解説サイトでは「ブログテンプレにmetaタグを入れよう」、「フィードのリンクをテンプレから削除しよう」、「Ping/トラックバック機能をオフにしよう」などと書かれています。しかし、ブログはフィードを自動的に生成しており、レンタルの場合利用者は配信停止などの操作ができず、オンラインリーダーは全自動web魚拓・全自動Internet Archive的な役割を果たすという基本に触れられていないので、ここに記しておきます。

検索避け信者・アンチSBM・無断引用禁止派はレンタルブログを使うな|AZ note

無料のブログサービスにおいては,大体の場合,特約でブログ製作者の著作権(公衆送信権/送信可能化権)が制限されるので,サイトを閉鎖した後も魚拓としてネットに残ることは,覚悟しなくちゃいけない。制限の内容として,例えば,はてなの利用規約はこんな感じ。ここら辺は,ブログサービスの善意っつか常識っつか,まぁ,経営上のお作法に委ねられそうです。

本サービスの提供、利用促進及び本サービスの広告・宣伝の目的のために、当社はユーザーが著作権を保有する本サービスへ送信された情報を、無償かつ非独占的 に本サイトおよびインターネットを用いたクライアントソフトに掲載することができるものとし、ユーザーはこれを許諾するものとします。

利用規約 - はてな

一方で,うちのサイトように,自前でブログシステムを立てている場合は,当然のことながら,著作権は全部著作者側にあるはずです。フィードサービスは,こちらで配信しているフィードの内容を配信しているわけですけれど,これは法律(著作権法)的にどうやって説明するのだろう。巷には,ブラウザのキャッシュと変わらん(からバンバン配信しちゃえ)とかって話もあるけれど,ブラウザのキャッシュは「自動公衆送信」に当たらないから,そもそも著作権の問題にはならない。あくまでも,著作権者以外の人間が,ネット上に著作権者の著作物を自動送信可能な状態に置くことが問題になっている。

よく分からんけれども,これって権利者がフィードサイトにキャッシュを消してくれと言えるってことなんじゃないだろうか。著作者以外に公衆送信できる主体としては,実演家やレコード製作者それに放送事業者・有線放送事業者が著作隣接権者として挙げられているけれども,フィードサイトの管理人はこれらに当たらないだろう。また,送信可能化権侵害の事例については,今のところ,商用ソフトを頒布した事例が主だったものみたいだけれども,ウェブページであれフィードであれ,著作物には違いがない。

他方で,キャッシュを削除するように求めることは認められないと結論付ける場合,どういう構成がありうるだろう。例えば,フィードはアカウントを持った個人がネット上に取得した「私的な」ものだから,フィードサイトの配信サービスは「公衆」に対する送信に当たらないとでも言うのだろうか。これは多分ありうる構成なんだと思う。もっとも,この場合であっても,元サイトで現在配信していないフィードを,新しく登録したユーザが,過去の記事にさかのぼって購読できるという結論は導けない感じがします(元サイトでは既に配信していないのだから,私的に取得したとは言えないわけで,キャッシュから公衆に向けて再配信された著作物を受信したことになる)。

よく分からないから,偉い人の解説を待ちたい。

ちなみに,このサイトの著作物は,Creative Commons Attribution 2.1 Japan の条件で配布しています。原著作者(AIAN)のクレジットを載せておく限り,再頒布してもいいし,二次著作を作ってもらっても構いません。でも,きっと巷のフィードサービスって,こんな頒布条件なんて見てないんだろうな(金のにおいがする)。

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