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私大系列の小学校に入学した子の勝負は入学後13年目から

2008年11月16日

今日の朝日新聞(2008年11月16日付朝刊3面)に,「ブランド大 小学校続々」なる特集がありました。小学校からお抱えのブランド系列校が増えている,といった話で,その特徴や考慮すべき点を挙げた特集です。

今時の親世代というのは,多分あたしくらい(30歳くらい)の年齢だと思うんですけれど,そんなにブランド意識高いのかなぁ……というのが,正直なところ。この年代で学歴が人生を保障する,なんて思ってる人は,あまりいないんでねいだろうか。憶測だけど。

ともあれ,系列の学校に子供を入れる場合,入学時の競争はもちろん激しいんでしょうけれど,本当の勝負どころは13年目に来るじゃないかと思ったりします。勝負は16年の教育期間を終えた後に来るわけではなく,13年目に来ます。13年目というのは,言うまでもなく大学入学時。あたしが出た大学(私大)の話で,しかも10年以上も前の話なので,全ての場合に当てはまるかは分からないんですけれど,系列校の出身者は,大学入学時から新しい競争に晒されます。

実際,うちの大学の場合,系列校出身の入学者は一般の入学者とは別に入学式を行うそうなんですけれど,そこでは先生にこんなことを言われるそうです(どこかで書いたかもしれない)。

これから入ってくる入学生は,厳しい受験をかいくぐってきた人たちです。あなたたちは,相当努力しなければ,これまでのように勉学についていくことはできないでしょう,云々。

これは本当にその通りで,受験競争を引き伸ばした分だけ,大学生活で難儀することはあるみたい。特に,ブランド以上の「勉学」を目的にしている場合は難儀する。もちろん,あたしが知っている人では,系列校の出身者でも,本当に努力して優秀な成績を修める人もいました。けれど,大抵は,勉学以外の方面(サークル活動とか)で活躍する人の方が多かった覚えがあります。というか,系列校の出身者は,出身者どうしでかたまってしまうもんで,そもそも親交を持つ機会があまりなかったんですけどね。

記事によると,系列校に子供を入れることは,この先16年の進路を親が決めてしまうことだ,と書いてあります。けど,この先16年というのは,大方において間違い。系列校の出身者が一般入試の学生と比べて留年率が高い(うちの学校の場合だが)ことも考えると,17-18年は見た方がいい。留年した場合,就職に当たってブランドの神通力がどれだけ通じるかは,学校によるんでしょうけれど,あたしんとこのブランドは2年ももたないんじゃないかと思います。

今現在,親が自分の子供を神童と信じて疑わず,実際にその子が系列校に入学できる程聡明な子だとしても,多くの場合,大学入学時には一般受験の入学者と開きが出てしまう。子供にとって12年の月日は,それほどまでに長く濃い。しかも,人生のうちで人が聡明でいられる時期(ピーク)というもんも,たしかにある。子供を系列の小学校に入れる場合,17年目の社会人生活を考える前に,とりあえず大学を出られるかどうかを,考えなくちゃいかんのかも。

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