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70定年企業を促進するキャンペーンでつらつら

2008年12月23日

近頃,つり革広告なんかで,70才定年を促進するアピールがあるんですけれど,これ,なんかすごく違和感がある。こゆマークがある広告です。

厚生労働省:「70歳まで働ける企業」の普及・促進に係るシンボルマーク及びキャッチフレーズの決定について

いや,別に働きたいなら働いてもいいと思うんですよ。ただですね,ただでさえ今若い世代がパイを食い合ってるってな状態なのに,入り込む余地があるのかっつーことです。

この点,工場(こうば)で働く熟練工さんや職人さんなんかは,年齢と定年があまり関係しないとも思うわけです。身に付いているテクネーでもって生活してきた方々ですしね。ノウハウの蓄積や後進の育成のためにも,ぜひ残ってもらいたいという企業があるのも,十分納得できる。

しかし,いわゆるホワイトカラーはどうだろう。あたしが見る限りなんだけれども,年功序列の既成事実をかざして,若い連中の貴重なパイをぶん取ることになるだけなんじゃないだろうか。70を定年にするにしても,当人のパフォーマンスからして妥当な地位が与えられなくちゃいけないだろうし,平等な評価の仕組みに則っていなくちゃいけない。「国際競争力」やら「未曾有の金融恐慌」やらとかいった理屈にならない理屈は,60越えの人にも当てはめられてしかるべきだろう,と思うわけです。

ときどき,現職にありながら「私は現役を退いたからね」とかいった寝言を言う爺さんがいるけれども,それだったらそれなりの地位なり労働環境(派遣になるとか)に甘んじてもらう他ないんじゃないだろうか。少なくとも,あたしが知っている先の職人さんは,そんな寝言をいうどころか,いまだに熟達した技術でもって,後進を育て続けている。

たしかに,60なり65なりで一律に定年とする現在の制度には,それなりに疑問があります。けれども,現役を退いたおっさんを食わせるだけの甲斐性のある会社だったら,その前に若者世代の就労環境をどうにかする方が先だろう,とか思うわけです。どちらも大切で,どっちが先とかいった話をするのは手前勝手なのかもしれないけれども,そう思う。

どんなことがあっても,偉い人が偉いまま温存される傾向は,これからしばらく続きそうなので,あえて言ってみました。

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