Entry

イスラエルのガザ侵攻について少し

2009年01月11日

イスラエルのガザ侵攻が泥沼の様相を呈している旨の朝日社説について,某掲示板の反応がイタい。痛いニュースで取り上げられていたのだけれども,これは自虐ネタ(オレたちイタいよね)か。

うわべの責任論だけに食いついて,実質は関与することを拒否する姿勢を見せている。こういった,国際的な人道問題については,無視を決め込むのが通例(というか,お約束)だったわけだけれども,ここまで明確に拒否する姿勢を見せるのは,どういう心性が働いているのだろう。とても気になる。単純に「日本の責任」なる文言に脊髄反射しているだけなのだとしたら,パレスチナにとっては不幸な話だ。

批判の中身に少し触れると,原文読んでないとか,国連や朝日(そしてなぜか中国・韓国)に対するテンプレ的批判とかは普通にイタいのだけれども,特にイタいのは,現在のガザ問題を宗教問題として捉えているところだろう。現在のパレスチナ問題で宗教問題なんつのはタテマエで,正当化の道具になっているにすぎない。実質は政治問題。今年,イスラエルでは総選挙があるわけで,今回の侵攻は政治的な示威活動である要素がかなり濃い。イスラエルのお目付け役であるアメリカも大統領が変わる時期で,調整機能が働きづらくなっている。また,不幸なことに,ハマスの行動が,イスラエルに格好の攻撃材料を与えているということもある(にもかかわらず,犠牲者は非武装の一般市民)。つまり,一神教だの多神教だのとかいった話はまったく当たってないわけで,安保理を経由するかはともかく,現状の問題に日本が関与する余地はあるわけだ。事実の問題として,そうだということ。

パレスチナ問題については,そもそも十分な知識がないから関与することが難しい,というのもあるのだと思う。たしかに複雑な問題なのだけれども,分かりやすく説明している書籍もあるし,少しでも興味のある方は,一度考えてみてはどうだろう。

まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書)
山井 教雄
講談社
売り上げランキング: 884
おすすめ度の平均: 4.5
4 歴史の勉強をしないと、未来を語ることはできない。
4 子供にもよくわかる
4 そんなに読みやすくないけれど
5 ニャンでだ?と思ったらこの本を読むべき
5 中東問題のニュースがよく分からない人にお勧め

いい年こいて,テンプレ批判に終始するのはキツいと思う。

Trackback
Trackback URL:
Ads
About
Search This Site
Ads
Categories
Recent Entries
Log Archive
Syndicate This Site
Info.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
Movable Type 3.36
Valid XHTML 1.1!
Valid CSS!
ブログタイムズ

© 2003-2012 AIAN