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「たくさんのふしぎ」のこと

2009年03月07日

あたしが小学生のころ,どういうわけだか親が福音館書店の「たくさんのふしぎ」を購読していました。もちろん,本人が読むためではなくて,あたし(とその兄弟)に読ませるため。子供向けの月刊誌にしては,こどもこどもしていない内容なもんで,かなり異色な本だと思うんですけれど,先日,書店をふらふらしていたところ,この「たくさんのふしぎ」が,まだ刊行されていて驚愕。

福音館書店から発行されているヴィジュアル月刊誌。毎号違ったテーマを決められ、文章担当者と、画家または写真家とのコラボレーションにより、構成されている。マニアックな題材、作家選びがされており、「児童向け」ではあるが大人のファンも多い。

たくさんのふしぎとは - はてなキーワード

「たくさんのふしぎ」がどんな本なのか,感想を書いているかたがいらっしゃったので,ちとご紹介。

死んでなお動く(冥重力w)ことを、実際血を吸うわけでなくても、広く吸血鬼と呼ぶのだろう、とまとめて、ペストの流行と死への恐怖と心理的な闇でオチをつけるという、「たくさんのふしぎ」ってなんなんだ?!と思うような絵本でした。
絵がまた気持ち悪くていいです。

夜思比売の栞 月刊たくさんのふしぎ 2009年3月号

こんなこと,子供にゃわからんて。実際,あたしが読んでた時も,「おまえ(本のこと)の方がふしぎだよ」と思っていた……ような気がする。

あたしが小学生の頃の主たるメディアは,ジャンプであり,コロコロコミックでありとかいったものだったわけで,学校での話題にしてもモノの考え方にしても,そこで描かれていることが基準になっていた気がします。「正義・友情・勝利」とかとか。んなもんで,「たくさんのふしぎ」にあるようなアレコレは,つまらないというよりも,ブッ飛び過ぎてて,むしろ心理的に不安を覚えていた記憶がある。

一方,こういった心理的に不安を覚えるメディアは他にもあって,例えばZ会の会誌で連載されていたマンガ(1996年頃,タイトル忘れた)なんかは,非常に不安を覚えていた覚えがあります。いや,別に取り立ててシュールな話題だったりするわけじゃないんですよ。内容もそれなりに楽しかった覚えもある。不安は内容が云々というよりも,読み方の作法が分からないところにある感じ。

今思い返すと,うちの親はメディア選別のセンスが他と違っていたような気がする。『ハックルベリー・フィン』を読ませる前に,『長くつ下のピッピ』を読ませるとか……。ま,そのおかげで,マニアックな読書友達ができたりしてたので,それはそれでアレなんですが。

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