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若者仕事観つれづれ

2009年04月29日

「最近の若者は楽をして成果を求めようとする傾向がある」みたいな話があって,周りを見る限り,どこの若者の話をしているんだろうと思っているんだけれども,これほんと,どこの話?

あたしの会社ではないけれど,知っている人には,「最近の中高年社員は楽をして高給をもらうのが当然と考える傾向がある」な話が当てはまる人はいる。一般社員の2倍・3倍のお給料をもらってて,やってる仕事がそれですか?みたいな。あなたが1人辞めれば,一般社員2-3人分の足りない人手を補うことができるんですよ,みたいな。

ま,あたしがいるソフトウェア業界は,技術の変化が激しいことから,現場からスピンアウトしてしまうとほとんど何も言えない人になってしまう,というのはあるのだと思う。営業ほど口が上手いわけでもなく,コンサルほど人を丸め込む技術がない人ができることっつのは,たかが知れている。それにもかかわらず,当然のように高給を取っている人ってのは,一体どういった了見なんだろう。

「最近の若者は楽をして成果を求めようとする傾向がある」という話における「若者」の中には,おそらく相対評価で自己評価した結果として,そう口にしている人もいるんじゃないだろうか。つまり,「あの使えねえダメ上司が(なんらかの成果として)高給をもらっているのに対して,自分のお給料がこの程度なのにはどういう理屈が働いているのだろう」とか云々。周りの話を聞く限り,そう考えるとつじつまが合う場面が割とある。成果主義と自己責任の風潮で育った人は,特にそう感じるんじゃないだろうか。

一方で,巷の評価とは裏腹に,あたしが知ってる若者(30歳未満の人)は,どちらかというと自分の技術に対して謙虚な人が多い気がしています。つか,開発工程の全般において十分なパフォーマンスを発揮できている人ですら,必要以上に謙虚だったりする。それもそれでどうなんだってのもあるんですが。

この話,若手に辞められる理由を若者のせいにするのが目的なのだとしたら,最悪の言い訳なのだと思う。若手ばかりが対流するかのように辞めていく会社は,胸に手を当てて考えてみたらどうだろう。表向きは成果主義をを掲げつつも,実は年功序列な実態を持っている会社の言い訳だとしたら,なお最悪。

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