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「騒ぎすぎ」はともかく「騒ぎ方が変」というのはあると思う

2009年05月09日

こちらを読んでてつらつら。

痛いニュースでもはてなブックマークでも批判されているが、「日本は異常」(騒ぎすぎ)とのたまった乗客氏のほうが呑気なのである。全然わかってない、無頓着だ、はては「こういうバカが大流行の引金になるんだよなぁ」とまで言われてしまっている。まあ、海外で十分な情報を得られなかった人を叩くのもどうかと思うが、呑気な一旅行者の感想をわざわざ放送する(そして日本を批判する)TBSも変だ。

「騒ぎすぎ」の害 - 玄倉川の岸辺

昨日もニュースで,アメリカ在住の日本人が新型インフルエンザに感染していていた話が,割と大きく取り上げられていたけれども,その取り上げ方が「日本人初の感染者」だった。もうね……あほかと。米国在住だぞ。外務大臣が発表してるんだぞ(厚生労働大臣ではなく)。それが日本の検疫行政・検疫体制とどんな関係があるんだ。ネタ以外の何モノでもなかろうに。

子供が騒いでいると,テンションが上がりすぎて,なんで騒いでいるのか分からなくなってることがある。結局ネタにしたいだけなんだろ?と。それを肴に床屋談義に花咲かせたいだけなんだろ?と。

一方で,こういう時事ネタの厄介なところは,一面において深刻な問題を内包しているところにある。しかし,この問題は大抵の場合,騒ぐための外向きのエクスキューズに使われるだけ。正面からこの問題が扱われることはない。床屋談義の目的は,ネタを共有することで連帯感を醸成することにあるわけで,「深刻で核心を突く話は持ち込まない」といったマナーは,暗黙のうちに守られている。

引用では,「何と比較してどう騒ぎ「すぎ」なのか」といった話を出しているけれども,騒ぎすぎかはともかく,個人的に「騒ぎ方が変」だと思うのは,以下の点だと思う。

  • 報道の優先度(ニュース価値)からして,大きく扱う必要がない。
  • 既存の問題を検討するにあたって,無関係または関係が希薄な事実を取り上げている。
  • 報道が商業キャンペーン/政治キャンペーン化している。

冒頭の米国在住日本人の云々は,1番目と2番目に当たっています。3番目は小沢問題や定額給付金あたりか。特に,3番目の騒ぎに対してベタに乗っかってるようなのは,まんまと主宰者に動員されていると考えた方がいい。

やっぱり,近頃の報道は騒ぎ方が変だと思いますよ。本来的な報道価値とは別のところで,報道する基準が設定されていて,視聴者を巻き込みながら騒いでる感じ。巻き込まれてるのみると,あーあ……とか思う。

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