Entry

本日のネットつれづれ - 検索エンジン/人工無能

2009年06月10日

中学生くらいの頃なんですけれど,MSX Magazine に人工無能のソース記事(MSX BASIC)が出ていて,すごく興奮した覚えがあります。人工無能つのは以前何度か話に出したけれども,要するに人工知能のパロディプログラムのことです。こちらが会話を入力すると,それっぽい返事をよこすといったもの。よくできた人工無能は,それなりに会話できちゃうから不思議だったのでした。

一方で,2009年の現在,人工無能は「実用プログラム」としてあちこちで使われてると思うんですね。人工無能の正確なテイギには興味がないんでどうでもいいんですけれど,ここで言ってる人工無能っつのはつまり,ユーザの実存に訴えるようなプログラムのことです。

例えば,Google の検索エンジンとか,Amazon のおすすめがどうとかとか……。

これって,噂では,難しくて大規模な行列演算やら統計計算やらをゴニョゴニョして導き出した答えということになっているんですけど,微妙なのは,結果の正解を誰も知らないということ。明らかな間違いは分かる。しかし,ユーザの実存に訴えるプログラムの場合,使っている本人すらその示唆(suggestion)の当否を検証する手段がありません。サービスプロバイダとしては,それを通じてサービスの利便性なり収益性なりが最大化されることが正解ということになるんでしょうけど。

実際,巷のウェブサービスの中でも,脳みその中身を見るのとか,成分を分析するのとかってのは,ランダムな結果に対して生身の人間が反応する類のものだったりします。人工無能に極めて近い。で,Google も似たようなもんなんでね?みたいなみたいな。こゆ時の立証責任はどちらにあるんだろう。Google が仮に,ちゃんと計算してるもん!と抗弁したとしても,真偽は誰も分からない。

こういう状況のソフトウェアというのは,なんというか,二重の意味でソフトな技術なんだと思ったりします。ひとつはハードウェアに対応するソフトウェアとしてのソフト。もうひとつは,結論の正当性を実在論的になんだか今までと違うモノ(実存論的なあれこれ)に依拠しているという意味でのソフトです(こゆときにソフトというのか分からないんだけど,雰囲気で)。

なんというか,そゆもんでもちゃんと儲けることができていて,世の中もしっかり回ってるだよな,というが,最大の不思議。

Trackback
Trackback URL:
Ads
About
Search This Site
Ads
Categories
Recent Entries
Log Archive
Syndicate This Site
Info.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
Movable Type 3.36
Valid XHTML 1.1!
Valid CSS!
ブログタイムズ

© 2003-2012 AIAN