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本日の名言 - Microsoft がソフトウェア業界で成し遂げたこと

2009年07月14日

先日年配の方から聞いて,なるほどなぁ,と思ったこと。

Microsoft がソフトウェア業界で成し遂げた最大のことは,ソフトウェアを消耗品にしたことだ。

どこかで言われていることなのかもしれないけれど,あー……そうかもなぁ,と。近頃は,ソフトウェアだけじゃなく,iPod やケータイの類もそうなんだと思う。仮にこの話が当たっているとした場合,ソフトウェアが消耗品になるには,どのような条件が必要だったんだろう。史的に考えてみると,少し面白いんじゃないだろうか。

まず,ひとつ考えられる視点として,こうしたガジェットが大衆化したところにあるんだと思います。バージョンごとに特定の機能や特徴をフィーチャーした製品ではなく,大衆に受け入れられる最大公約数的な製品の場合,バージョンアップと機能追加・強化との相関が曖昧になってくる。機能追加された機能が必ずしも個人の便益にならない場合でも,ひいては,追加された機能を誰も使わなかったとしても,それはそれで,ひとつの「新しい製品」として成立しうる。きっと,そこには「自分は使わないけれど,この機能を使っている人がどこかにいるはずだ」といった,妄想というか思い込みというか,そういったもんがあるんだと思う。

これは,大衆の無知とかいった話ではなく,むしろメーカー側が勝手に暴走しているところがあるんだと思います(暴走は大抵勝手にされるんだが)。

もうひとつ。「新しいものこそが便利な環境を作る」といった観念を,ユーザに共有させることに成功したところがあるのだと思う。これは,マーケティングの部類に入るんだろうけれども,ソフトウェアのバージョンを時系列のそれに置き換えたのは,実は画期的なことだったんじゃないだろうか(例:Windows 95)。仮にバージョンアップがバグフィックスだけだったとしても,年が変わるだけで環境からして一新している感じがする。アップグレードの程度がどうあれ,時はいやおうなしに流れるわけで,進化論的な文脈にうまく乗っかることができたんじゃないだろうか。

「昔は Sun が無償で交換しにきたもんだ」とかその方は言っていたけれど,ま,そゆことはなくなったと。いや,Google あたりのウェブアプリは,それに近いことをしている,とも言えるのかな。

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