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オタクの市場ではなぜエロだけ栄えたのか

2009年08月04日

これはちと考えてみたかったんだけれども,よく分からなかったので,与太話として(いつも与太話だが)。

オタクは別に,エロだけじゃないはずなんだけれども,秋葉に行くとエロばっか。露骨なエロ(ハードコア(死語))以外の性に関わるモチーフもエロに含めるとすると(メイドとか),エロと関わらないで秋葉を歩くことは難しい。エロと関わらないで買い物できるのは,秋月や千石くらいか。これ,なんでなんだろ。

ひとつ考えてみたのは,性的なモチーフが万人ウケするということ。エロが異文化を交流させるメディアになってる説。パソオタもアニオタも,性的なメディアを通じて,上位概念であるオタクの傘下(?)に入ることができる。また,エロは一見さん的なオタク(いわゆる「ちょいオタ」)にも共通する要素だから,客をまとめやすい。エロ仲間つか,エロ兄弟つか(←お下劣)。

もちろん,昔もオタクにエロはあったわけで,あたしも中学の頃はじめて同人ソフトを買ったときはびっくりした。しかし,なんつか,昔はそれぞれの分野で独立していた気がするし,どちらかというとパロディやギャグの類だった気がします。それが「いい風潮だった」とか言いたいわけじゃなくて,パソオタならパソオタ的なエロがあったし,アニオタにはアニオタ的なエロがあったんじゃないだろうか,ということ。今時のオタクは,もちろん各々の分野にゆるく分かれているものの,割と共通したエロの下に収まっている感じがする……と,ただそれだけなんですが。

逆に,今オタクからエロを取り去ったら何にも残らないんだろうな,とかとか。「ちょっと変わったオッサン/お兄さん」くらいになるだけで,そこらにいる人と基本的には変わらない。その意味で,斉藤環氏のオタクの定義は割と当たっている気がする(気になる方は,調べてください)。

つか,なんだか最近「オタク」なる言葉も相対化されて,意味を失っている感じがします。マジョリティに「見られてしまった」マイノリティは,こうやって精気を抜かれるんだろうな,とも。

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