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今読んでる本 - 『カラマーゾフの兄弟』

2009年08月09日

夏だから,ちとちゃんとした本も読んでます。恥ずかしながら,ドストエフスキーは『罪と罰』くらいしかロクに読んだことがなくて,『カラマーゾフの兄弟』は32歳にして初めて読むのでした。

カラマーゾフの兄弟 上   新潮文庫 ト 1-9
ドストエフスキー
新潮社
売り上げランキング: 19109
おすすめ度の平均: 4.5
5 カラマーゾフ的世界を堪能!
4 最初に読んだ小説
5 レビューが難しい
1 これが「文学史上最高の名作」か
5 心のまこと

さっき上巻(第二部の途中まで)を読み終わりました。新潮文庫の原卓也訳は,上中下巻の三分冊になっているので,あと二巻残っています。で,今のところの感想なんですけれども,文学とか思想/哲学とかいった難しげなものを抜きにして,単純に面白い。思わずぐいぐいと物語に引き込まれてしまうもんで,時間が経つのを忘れちゃうくらいです。

あたしゃロシア語やロシア文学について云々できるほどモノを知ってるわけじゃないので,訳について云々することはできないんですけれど,訳も今風で,おそらくよく合わせているんだと思う。

本作は,世界文学史上最高峰とか,東大生が読んでいるとかいった具合に,妙な箔が付いちゃってるもんで,逆説的に敬遠されてしまっているかわいそうな作品だったりします。ま,分量が多いから敬遠されてるってのもあるんでしょうけど。しかし,個人的にこれは,論評のお題にするような対象物としてではなく,むしろエンタメとしてゴリゴリと読んだ方が面白い。難しく考えれば考えられるんでしょうけどね。そんなことしなくても普通に楽しめます。

また,これは読んでて思うんですけれど,本作は名作と呼ばれる作品に(おそらく)共通して認められる特徴がある。それは,「誰でも何とでも評価できる」といったところ。もちろん,それが悪いわけではないし,そのことがこの作品の魅力や価値を損なうものでも決してありません。そうではなくて,こうなんつか,物言いたい人にとって物言わせずにはおけなくさせる魅力が随所にあるんですね。

ちなみに,上巻を読み終わったあとのあたしの「物言いたい」は次の通り。

同人誌作るなら,ワーニャとアリョーシャの BL モノだな。

ごめんなさい。ごめんなさい。

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