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世の中に水平的正義なんてもんはないんですよ

2009年08月19日

「水平的正義」なんて言葉は,権力的契機を事後的に確証しただけの概念か,自分と同じコトを他者も考えている(考えられる)と勘違いしている,ロマンティストの妄想です。

という話を前提にして,こちらのお話から。

もしも店長がもうちょっと頭がよかったら、私たちのちょっと異様な年齢層やルックスや話し方を見てすぐに、みながそれぞれの仕事のうえでかなりの人脈を持っているということがわかるはずだ。それが成功する人のつかみというもので、本屋さんに行けばそういう本が山ほど出ているし、きっと経営者とか店長とか名のつく人はみんなそういう本の一冊くらいは持っているのだろうが、結局は本ではだめで、その人自身の目がそれを見ることができるかどうかにすべてはかかっている。うまくいく店は、必ずそういうことがわかる人がやっているものだ。

活字中毒R。- よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」

ばななさんに楯突くなんて,バカなことしたなー。身の程はわきまえないとね。いくら正論をうそぶいたところで,お店がつぶれちゃったらオシマイだもの。ばななさんとの相対的な権力関係において,店主に営業方針を決める自由なんてもんはない。仮に,この店がばななさんによってつぶれたとしても,それは自由意思に基づく合意の上での倒産だろう(多少瑕疵があるにしても)。ばななさん本人も引用で(事後的に)そう確証している。まさに,力こそ権力。

と,こういうのが,水平的正義なるもんを重視する消極的自由主義の実際のところだと思っている。けど,その理屈には,あえて乗る。

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