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BOSE Wave Music System を視聴する(その1)

2009年09月23日

自宅から CD の再生機がなくなってもうずいぶん経つんですけれど,気休めに使っていた iPod (とヘッドフォン)の音質の悪さがどうにもならなくなってきたので,ひとつちゃんとしたのを買おうと思っています。

いや,オーディオマニアの人があれこれ言うほど,音を聴き分けられるわけでもないんですけどね。ただ,若い頃 CD を何度も再生させてドラムやベースの耳コピとかしてた曲を iPod で聴いていると,違いがはっきりと分かってしまう。聴こえるはずの音が聞こえないとか,バランスが偏ってるとか。MP3 から AAC にして,なんぼかマシになったんですけれど,総じて iPod の音質はちょっと……と思ってしまいます。もちろん,外で聴く分には,あまり気にならないんですけどね。周囲の音で紛れるから。

で,そんな折,とあるところから BOSE の Wave Music System を借りたので,その視聴メモ。音質に定評があるので,ちょっと検討しようかな,と。視聴環境は特に設定していません。あたしの部屋,というだけで。

BOSE Wave Music System パーソナルオーディオシステム(グラファイトグレー)
BOSE
売り上げランキング: 12578
おすすめ度の平均: 4.0
5 ヴォーカルに相性が良い。LPレコードも満足
5 家族で家中で
2 音質調整が出来ません
3 エレクトリックサウンド

レビューによると,どうもこの機器は,ジャンルを選ぶところがあるようなので,いくつか CD を用意して,ジャンル別に聴いてみることにしました。ただし,難しいこと書けません。良いか悪いかくらいなら書ける,といった程度です。用意したのは次の CD。ジャンルは独断で振り分けました(Vo. はヴォーカルありの特記,Orch. はオーケストラ)。目安程度に。

ジャンルアーテストアルバム
ポップスOriginal Loveeyes
ロックsuedecoming up
ジャズOscar Peterson
Joe Pass
Ray Brown
THE GIANTS
ボサノバ(Vo.)ClementineLil' Darlin'
オルタナRed Hot Chili Peppersone hot minute
テクノUnderworldA Hundred Days Off
クラシック(Orch.)Mozart / Karl BohmMOZART: SYMPHONIEN NR. 35-41
BERLINER PHILHARMONIKER / BOHM

選んだアルバムが多少古いのは,あたしにとってなじみの深いアルバムだからってだけです。なじみの薄い曲を選んでも,良い悪いを判別できないもんで。最近も CD はぼちぼち買ってるんですけど,上のアルバムの中には,どこでどの楽器がどういう風に鳴るか覚えているくらいなじみのあるアルバムもあるもんで,それらには及ばないというわけです。特に熱心に聴いていたアルバムなので,個人的には,これらがよく聴こえれば本格的に購入を検討します。

今回は,前半の視聴記録だけ掲載します。

ポップス - "eyes"(Original Love)

Standard of 90’sシリーズ「EYES」(紙ジャケット仕様)

ギター/ヴォーカル/キーボード/ベース/サックス/ドラムスの編成のバンドです。とにかく楽器が多いので,それぞれが埋もれずにバランスよく聴こえるかどうかを中心に聞きました。

やはり,これは BOSE の前評判どおり,低音部隊がものすごく存在感を出しています。ただ,強調されているのは主にドラムス。思っていたよりもベースが聞こえない一方で,バスドラム(中央にある大きなタイコ)は,こんなにタイトに叩いてたかと思うほど,ゴリゴリ聴こえます。あたしはそれでも十分楽しめるんですけれど,人によってはウザイと思うかも。一方で,管楽器やギター・ボーカルが低音に埋もれるかというと,そういうわけでもありません。きれいに聴こえるので,低音寄りだけれども,バランスはいい方なんだと思います。

ただ,これは気のせいかもしれませんけど,どうもシンバルがシャリシャリと薄っぺらく聴こえてしまうところがありました。もともと,シャリシャリとなるシンバルだったら問題ないんですけどね。シンバルの音って,高音の中にも倍音で低音が入ってて,それが音の厚みを増しているところもあるんですけれど,それが聞き取れなかった感じがする。ハイハットはきれいに鳴ってたので,クラッシュシンバルだけだと思うんですけど,これはどうしたもんだろう。

ロック - "coming up"(suede)

カミング・アップ

ギター・ヴォーカル/ベース/ドラムスのトリオ編成のバンドです。いわゆるブリティッシュ・ロックとかいうやつで,ヴォーカルの美しさと,典型的なバンド編成のバランスを聴いてみました。

ボサノバを聴いていても感じたことだけれども,BOSE は低音が云々というよりは,ヴォーカルの美しさが際立っている感じがします。ヴォーカルの Brett Anderson は,歌うときに独特の空気音を絡めるんですけれど,これがうまい具合に再生されています。息遣いが生々しい。

バンド編成のバランスは,やや低音に寄っていたけれども,中高音域がこもることもなく,このジャンルとしては総じてバランスの良い部類に入るんだと思います。

ジャズ - "THE GIANTS"(Oscar Peterson / Joe Pass / Ray Brown)

The Giants

ピアノ/ギター/ベースのトリオ編成のアルバムです。この時期の CD は現在の再生機に最適化して録音していない分だけ,再生機の地力が出るんだと思います。ここでは,次の点に絞って聴いてみました。

  • ピアノの中高音,ギターの高音,ベースの低音がバランスよく再生できるか。
  • 速弾きの再生でも音がぼやけることなく,粒立ちを感じることができるか。

最初のバランスについては,BOSE が低音にバランスを置いているという評判の割に,ベースも控えめできれいに再生できています。これはレコーディング環境が要因なんだろうけれども,ベースソロの部分では,しっかりと低音が主張します。このアルバムで演奏されているような,アコースティックのアップライトベースの場合,わずかな弦のきしみ音なんかが入ると,臨場感が増すんですけれど,それもきれいに再生されています。

次に,速弾きの再生ですけれど,M7 の CARAVAN がそれにうってつけだったので,聴いてみました。この曲は,ギターとピアノが速弾きで掛け合いするのが聴き所なんですけれど,音の粒が際立っていて,しっかりと一音一音区別することができました。これはすごいと思う。また,掛け合いの演奏では,音源(楽器)の位置が分かって臨場感も伝わります。へなちょこな再生機だと,ステレオなのにモノラルのように,平面的にしか聴こえない(みんな同じ場所から鳴っているように聴こえる)んですけれど,どの場所にどの楽器があるのか,ステレオでも同定することができます。これには正直驚きました。

とりあえずのまとめ

今回は,重低音に重きを置かないアコースティック音源主体のジャンルで試したこともあって,本機からしてみると,やや不得手なジャンルだったんじゃないかと思います。ただ,それでも,ヴォーカル息遣いや,リズム隊の再現力はすばらしかったです。

気になったのは,本文にも書いたとおり,シンバルのシャリシャリ感です。これ,なんでこゆことになってるのか,ちと分かりません。本機は基本的に音質の調整を行うことができないので,ぶっちゃけ,この音を気に入るかどうか,といった一点で選ぶことになります。この音が好きか?と言われれて,まず気になってしまうのが,シンバルのシャリシャリ感というわけです。ちょっと,他の音源でも再現するか,聞いてみるつもりです。

次回は,レビューの残りと,まとめを書く予定。

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