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日本の IT とか技術者冥利に尽きる話とか

2009年09月27日

あちこちからフルボッコになっているこちらから。増田に書いて正解の話。

やれブログだ、やれクラウドだ、セカンドライフだ、ツイッターだ、2.0だ、Ajaxだ
いろいろアメリカ発の技術やら流行やらを追いかけて、騒いで
そのたびにフラフラとしている日本のIT関係者ってなんなんだろうと思うのですが
この流れはどうにかできない物なのですか?

日本のITってどうして糞ばかりなんですか?

多分どうにもならないと思う。増田君が挙げているような盛り上がってる分野で国内のソフトウェア産業は指摘の通り出遅れているし,(ゲームを除く)頑張っている分野の方は,一見さんからすると成果が見えづらい分野だったりするから。また,盛り上がっている分野における関係者の大半が,以下のような環境にいるというのもある。

rti7743 IT ほとんどがどっかの下請けだから。自社開発の商品だけで食っているところなんて少ない気がする。逆にそれで食えるようになったところが大手、準大手となるんだと思う。 2009/09/24

はてなブックマーク - 日本のITってどうして糞ばかりなんですか?

このブコメに1票。付け足すと,自社製品で食ってる会社でも,どこか大手メーカーの OEM としてこっそり製品を供給したりして食いつないでたりするわけで,あんまり下請けと変わらない事情もあったりする。下町の工場(こうば)みたいに。資本の力ってすごいっすね。

一方,マーケティングの側面からすると,日本の場合,ユーザのニーズを掘り起こしたり作り出したりすることに,もう少し力を傾けてもいいんじゃないかと思ったりもします。スキマ産業をスキマ産業で終わらせちゃう雰囲気は微妙に感じるもんで。それは,企業間の競争というより,企業内で実験的な試みを事業として採用する手続に手間がかかりすぎているところに原因があるのかもしれない。他社の内部事情についてはよく分からないので,憶測になっちゃうんだけれども。

これに対して「じゃあてめーが頑張れよ」とかいった言いだしっぺの法則をここでも持ち出すのは,いかにも技術畑の人だなと思ってニヤニヤ。それこそ精神論だと思うんだけど。IT 周りの市場だってそれなりに成熟してきているわけだから,一発当てて大成功!みたいな話はなくなってきているし,競争の激しさから,成功していられる期間も一昔前からするとかなり短くなっていたりします。個人の精神論だけじゃどうにもならないこともある。

とりあえず,増田君は学生さんみたいだから,漠然と「成功すること」を目的にするんじゃなくて,自分の技術を使ってどうやったら人を幸せにできるか,今のうちに考えておくといいんじゃないだろうか,と,青臭いこともゴニョゴニョ。おそらく,その過程で日本をはじめとした世間の産業構造を知ると思うし,ユーザのニーズもより具体的で現実的なものになるのだと思う。結果として,それで世界で勝てるならそれでいいだろうし,勝てなくても身近に自分の技術を求めてくれている人なり企業なりがついてくれるってのは,それなりに技術者冥利に尽きるとは思うんだけど,どうだろう。

それでも自分の技術成果が日本のソフトウェア産業の環境に収まらないようなら,外資の会社で働いてもいいと思う。役人や日本の社長さんでもない限り,日本,日本と叫ぶ必要もあまりないわけで,それも技術者冥利に尽きる話だったりする。

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