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今日読んだ本 - 『BIND9によるDNSサーバ構築』

2009年10月26日

一応,いろいろと読んではいるものの,紹介するほどでもないかなーな本が多かったもんで,紹介していませんでした。『BIND9によるDNSサーバ構築』は DNS 本で,興味のない向きにはまったく縁のない話なので控えてたんですけれど,ネタもあまりないのでご紹介。

BIND9によるDNSサーバ構築
川原 龍人 伊藤 宏通 野津 新
技術評論社
売り上げランキング: 55845
おすすめ度の平均: 4.0
2 中途半端で使いにくい
5 もっと早く買えば良かった
5 すごくわかりやすい

あたしゃ普段開発業務に就いているんですけれど,小さな会社なもんで,たまにシス管みたいなこともやってたりします。大規模なネットワークやパフォーマンスに優れたシステムを構築するわけじゃないんですけれど,小さなとこにいると,ま,いろいろできなきゃいけないんです。

で,本書は,たまたま勤め先で新しいドメインを運用する必要があったので,全体像を思い出すついでに買ったもの。ちょうど,個人でもドメインを運用するようになったってのもあるんですが。

DNS 本の場合,O'Reilly の定本が有名なんですけれど,分量が多すぎてぱっと通読することができません。1時間程度でさらさらっと読むんだったら,本書だと思います。最初の「Domain Name とは何か」みたいな「概念」の話は,ご存知の向きにはおなじみのはずなので,飛ばして読んでも大丈夫なはず。こゆ本は,どちらかというと実務本なので,チュートリアルに従って,実際に構築しながら使っていく本なんだと思います。概念を知るんだったら,ややごっつめのネットワーク関連書籍を1冊読む方がいいんじゃないでしょうか。

DNS & BIND 第5版
DNS & BIND 第5版
posted with amazlet at 09.10.26
Cricket Liu Paul Albitz
オライリージャパン
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おすすめ度の平均: 5.0
5 DNS管理をするならこれを読め

じゃ,本書を選んだ決め手は何かというと,あたしが勝手に「技評フォーマット」と呼んでいるフォーマットで書かれていたから。技術評論社の書籍って,体裁や書体がほとんど変わらないから,安心できるんです。チュートリアルも的確で,一通りの運用方法を理解できるはず。Xrea のような無料スペースにアウトソースしている方なんかは,本書で DNS を設定できると思います。レジストラからドメインを取得する方法が掲載されているということは,ある程度個人ユーザを念頭に置いているところがあるのかも。

一方,自前で DNS を準備する場合は,DNS の設定だけでなく,ネットワークの構成全般も考えなくちゃいけないので,本書ではちと足りない。特に,DNS は一般に DMZ に置かれることから,セキュリティ的に厳しい条件があったりします。つまり,chroot(8) や jail(8) のような OS 環境の知識も必要になるわけで,これらは他書で補う必要があります(一応説明はあるけれど足りない)。なお,本書で前提にしている OS は Linux だけれども,BIND の設定に関する限り,他の OS を利用している場合も,特に支障はないと思います。

本格的な DNS 本かというと,そういうわけでもないんですけれど,手元に置いといて,概要を思い出すにはとてもいい本だと思います。こゆ本,他の分野でもいくつかそろえていると,スムーズに作業が進んだりするんですよね。

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