Entry

キャパの思い出

2009年11月10日

今朝,出かけの BGM に Jamiroquai の "The Return of the Space Cowboy" を聴いていたんですけれど,なんつか,嫌な思い出というか,なんともいえない焦りの感覚がふつふつとやってきてしまってゲンナリ。

The Return of the Space Cowboy
Jamiroquai
Ss2 (2001-12-10)
売り上げランキング: 76816
おすすめ度の平均: 4.5
5 地味な名作
4 70年代のハービー・ハンコックを思わせるサウンド

別に,このアルバムが悪いわけではなく,むしろ,ベスト5に入るくらい好きなアルバムなんですけどね。このモヤモヤ感はなんだろうと,よくよく思い出してみると,受験期に繰り返し聴いていたアルバムだったのでした。寒い日の朝,いつもこれで起きてたな,そういえば,と。

で,キャパなんですけれど,この人の作品(というか記録)も,見ているとかなりモヤモヤしてしまいます。このモヤモヤもついでに思い出しました。

ちょっとピンぼけ
ちょっとピンぼけ
posted with amazlet at 09.11.10
R.キャパ
文藝春秋
売り上げランキング: 8276
おすすめ度の平均: 5.0
5 読み物としても面白い上に、キャパがやっぱりカッコいい
5 フォトジャーナリストを目指す若者に
4 死と隣り合わせの職業、ジャーナリズムとは
5 人間くさく生きること
5 やっぱ、キャパは凄い!

あたしゃ学生時代,(朝を除けば)割と学校にいる人で,まあ,授業をサボったりもしてたんですけれど,サボることにはそれなりに罪悪感を持っていたりしたのでした。同じサボるにしても,その時間をバイトのような建設的な活動に当てていたわけでもなく,東京駅とか新宿あたりをフラフラしてました。八重洲ブックセンターの中二階にある喫茶店で,買った本をずっと読んでるとか。なんつか,学生でいることや,学生の中にいることが,急に嫌になることがあったもんで,駅に着くと脱力して東京駅(の八重洲ブックセンター)に引き返す,なんてことがありました。

当時,キャパはちらしか何かに載っていたひとつの作品と名前だけ知っていて,きれいな写真を撮る人だと思っていたんですけれど,サボった日の大丸で,ちょうどロバート・キャパの展示会があったのでした。何も考えずに(というか,行く当てもないので)フラフラと入る。これがキャパと初めてご対面だったのでした。

ご対面の時の調子が最悪だと,その相手がすごければすごいほど,そのときの調子の記憶も残ってしまうようで,相変わらずキャパはいいな,と思いつつも,直視できない不安がやってきてしまいます。

あたしゃ人の作品を観るとき,なるべく主観を入れずに,読み解く感じで接することが多い(つもりな)んですけれど,Jamiroquai のアルバムとキャパに限っては,ほとんど生理的に「いい」と思いつつも,嫌な気分になります。これ,どうにかならんだろうか。

反対に,こういう作品があるということは,なんつか「観る人としての私」(唯一の経験を伴いつつ観ている私)のような主体性が保証されている感覚もあるわけで,嫌だけれどもなくちゃ困るとも思ったり。にんともかんともです。

Trackback
Trackback URL:
Ads
About
Search This Site
Ads
Categories
Recent Entries
Log Archive
Syndicate This Site
Info.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
Movable Type 3.36
Valid XHTML 1.1!
Valid CSS!
ブログタイムズ

© 2003-2012 AIAN