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最近の状況 - IT 業界にいるようでいないような状況(ぼやき)

2009年12月13日

どういうわけだか,周囲が微妙に資格試験ブームになっているんですけれど,プロマネ以来資格にあまり興味を持てなくなっているあたしとしては,ひとりぽつーんな状況だったりします。にんともかんとも。

一般的に言って,(しっかりしたところの)資格はスキルを証明する手がかりとして重要なので,取れるなら取ってもいいと思うんです。この点,あたしが資格に興味を持てなくなったのは,ほかでもなく個人的な話で,他にやらなきゃいけないことができちゃったからだったりします。その意味で言えば,興味を持てなくなっているというよりは,優先順位がかなり低くなっていると言った方がいいのかもしれない。

なんというか,「IT 業界」と一言で言っても,分野は多岐にわたるわけで,いまどきの資格は「経済を回している表舞台の資格」ばかりだったりするわけです。極端な話,たとえばゲームプログラミングを生業にしている人が,IT アーキテクトの資格(業務系システム構築のリーダーが取得する資格)を持ってても意味がないのと同じ。ま,ゲーム業界が IT 業界かといったら,微妙なところでもあるんですが(独自の業界の気もする)。

それと同様に,あたしが普段やってることも,業務系システムの裏舞台をやっていたりするわけで,資格が対象としている技術者像と少し変わったところにいたりします。裏舞台というのはつまり,エンドユーザ相手の製品を作っているわけじゃなくて,開発者さんのための製品を作っているということ。大工さんで言えば,のこぎりのような道具や材木のような資材に分類されるものを作ってると思ってもらえばいいと思います。んなもんで,あたしが作ってる製品を,エンドユーザさんが直接目にすることは,まずありません。家電量販店で売られている製品や,某社の業務システムの中にこっそり入ってます。製造元は大抵出てるらしいので,こっそりでもないけど。ま,そういう仕事もある,と。

で,そういうところで求められるスキルなんですけれど,これはかなり専門的なもので,実際,ソフトウェアに関する一般的なスキルの他に必須の知識なり考え方なりが必要だったりします。例えば,信号処理の分野とか統計学の分野とか。当たり前ですけど,そゆもんに資格はない。あたしも最初は業務システムをごにょごにょやってたんですけどね。なんだか,年々専門的な分野に押し込められてます。

週末,地味に MCMC(マルコフ連鎖モンテカルロ法)とか NN(ニューラルネットワーク)とかの本を読みつつ,テストプログラムを作ったり(壊したり)してるんですけど,実際にモノ(製品)を作るまでこの成果が現れないのには,焦るもんがあります。「理解できなきゃ食い扶持がなくなる!」……とまでは思いませんけど,それなりの緊張感でやっている。多分,学生だったら単位取れるんじゃないだろうか。

とりあえず今のところ NN あたりは,何度読んで書いて実装しても,製品並みの品質で実装できる自信がありません。おもちゃプログラムなら書けるんですが。どうしよ,これ。

この頃,IT 業界にいる感覚すらなくなっているもんで,なんだか修行僧(密教系)のような状況になっています。どうしたもんだろう。と,ぼやく。

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