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プログラマだったら応用情報技術者くらいまでは取っておいた方がいいという話

2009年12月24日

尽きることのない資格の有用/無用問題なんですけれど,個人的には,つぶしが利く/利かないに関わらず,応用情報技術者(旧Ⅰ種,ソフトウェア開発技術者)くらいまでは取っておいた方がいいと思っていたりします。ま,あたしの周りの人の話になっちゃうけれども,若い人を見ている特に思うもんで。またじじいの説教になってしまうんだけど。

いや,試験を受けるのが面倒とかいうなら,実際に取得しなくてもいいと思うんですよ。けど,それと出題範囲の内容を理解しなくてもいいってことは別物で,受けないなら受けないなりに自分で勉強はしなくちゃいけないとは思うわけです。

お給料や就職の関係で資格は役に立たないとかよく言われるんですけれど,プログラマさんなり SE さんなりを見ていると,応用情報技術者を取得している人(または,現に取得していなくても受ければ取れる人)とそうでない人とで差が出る点はたしかにある。それは,いわゆるキャパプラ(キャパシティ・プランニング)の工程です。お客さんの要求に対して,システムがどれだけの性能を持っている必要があるのか。また,その性能を維持するには,どのような手段を考えることができるのか。さらに,その手段を選択する上で考慮すべきコストがどの程度にのぼるのか。こうした点を適切に計算して判断することが(広い意味での)キャパプラ。何かを作るときに,出来上がるものがどれくらいの性能を持つか見込みを立てるスキルは,設計の精度の点からもコスト計算なりスケジューリングなりを行う点からも,非常に重要だったりします。

応用情報技術者の出題範囲は,(もちろんそれだけではないが)キャパプラを行う上で必要となる知識の基礎的な部分をほぼ網羅しています。で,これはプログラマのセンスとしても必要なものだと思うし,こゆのができないと,ずっと機械作業のようなコーディングばかりやらされることになる。ま,これはうちんとこの話で,資格を持っている人が作った設計/実装でも,当て勘で作ったとしか思えないようなもんを見ることもあるんですけど。

「資格いらね」という人はそれでも結構で,そう言える人は実績で証明しているんだと思います。現にそういう人もいる。実績も出さずに「資格いらね」と言う人は……なんなんでしょね。その憶測と一緒で,設計も根拠のない当て勘なんだろうな,と思う。

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[2010年01月22日 07:09] みずほファイナンシャルグループのシステム障害 from 愛と苦悩の日記
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