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2009年はバカリズムで笑い納め

2009年12月31日

年末年始のテレビはどうにもアレなので,今年は自衛策として DVD を買いました。

バカリズム ライブ 「科学の進歩」 [DVD]
ビクターエンタテインメント (2008-11-26)
売り上げランキング: 14971
おすすめ度の平均: 3.5
5 主観的な感想ですみませんね
4 相変わらず唯一無二の「バカリズムワールド」。
3 ちょっとよわいかな。。
5 「お笑いハイテクノロジー芸人」
1 うーん

個人的に,バカリズム(コンビ時代も含む)のセンスは,同世代的なもんだと決め付けていたりします。バカリズム=升野氏は,1975年生まれ。ちなみに,あたしゃ1977年生まれ。

以前はてなに書いていたときに,「1976年のコンプレックス」というエントリを書いたんですけれど(アーカイブにあるので適当に探してみてください),そこで「1976年前後生まれの人には,これといった世代的な特徴がない」みたいなことを書きました。けど,考えてみると,1976年前後生まれのお笑いセンスは,強調してもいいんじゃないかと思ったりします。

ものすごく個人的な印象ですけれど,1976年的なセンスというのは,例えばマンガ作者で挙げると,次のような面々のセンスになるんだと思う

  • うすた京介(1974年;「ピューと吹く!ジャガー」)
  • 増田こうすけ(1976年;「増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和」)
  • 尾玉なみえ(1979年;「マコちゃんのリップスティック」)
  • 澤井啓夫(1977年;「ボボボーボ・ボーボボ」)

公称されていないけれども,多分,なにわ小吉氏(「王様はロバ はったり帝国の逆襲」)も1976年周辺の生まれなんじゃないだろうか。いや,憶測なんだけれども。

括ってしまうのも野暮なんだけれども,この世代って,前のお兄さん/お姉さんが作ったもんはそれとして(所与として)受け止める一方で,その構造を少し穿って組み替えるところに真骨頂があると思っていたりします。典型的にはいわゆるパロディなんだけれども,もっといろいろな組み替え方をしています。

バカリズムの話に戻ると,この組み換えは「総合医者」や「にゅーす」によく見ることができます。これはおすすめ。何度見ても笑えます。バカリズムのネタはよくシュールだとか言われることがあるけれども,組み替えている以上,組み換えの「モト」があるわけで,そこから論理的に計算できる世界だったりします。例えば,「総合医者」だったら,医者の設定を総合司会者のそれに組み替えて,論理的にありうる展開を記述している。この計算を徹頭徹尾一貫させた世界と,本来あるべき世界との落差に生まれるおかしみは秀逸です。

今さら言うことでもないんでしょうけど,バカリズムは,ひとり芝居をしっかりこなせるので,ネタ云々以前に芸の質が,そもそもとても高かったりします。ただのキャラ芸やあるあるネタじゃない笑わせる芸は,ブームと言われる昨今ですら(ブームだからこそ?)なかなかなかったりするんですよね。

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