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秋葉原は今日も縁日

2010年01月18日

友人のパソコン選びに付き合う名目で,昨日秋葉原に行ってきました。このサイトでも何度か書いているけれども,秋葉原は再開発が進み始めてから,行く度に失望させられていたりします。半分放言だけれども,消費しっぱなしで何も生産しないオタクは,なんつか,一部のメーカーやプロモーターに踊らされている別の人種に思える(秋葉原はそういう人種に適応しているんでねいかということ)。ま,あたしが何かしら有用なもんを生産しているかといったら,胸を張って示せるようなもんはないんですけれど。

ともかくも,秋葉原に行ってきました。しかし,また失望するかと思いきや,今回は割とよかった。

いや,このことは別に,秋葉原の性格が変わったとかいった話ではありません。おそらく,秋葉原は再開発の路線を一歩も踏み外していないはずです。よかったのは,むしろこちらの秋葉原への接し方なんじゃないかと思います。一言で表現するなら,「秋葉原は万年縁日」。これです。

今回は,自分に用事があったわけではないので(少しねじ込んでもらったけれど),特に目的意識もなかったのでした。いつも通っているお店も,外観だけ眺めて終了。「元気に営業していてよかったなー」と確認しただけです。いつもだったら,自分が今取り組んでいるあれこれを頭の中で思い出しつつ,必要なものをどこで調達するか考えつつ決めるんですけれど,今回はそんなこともない。縁日の屋台を眺める感じで,個々のお店は風景になっていきます。

考えてみたら,いい大人が,縁日で屋台を回る計画を立てたりすることはありません。縁日の雰囲気を楽しみつつ,ふらりと立ち寄った屋台で所望のサービスを受けるのが常道です。秋葉原も,そういう雰囲気になっている気がします。コスプレの撮影会が路上であったら,「お,やってる」といった具合だし,張り紙の類も縁日の雰囲気を彩るひとつの風景です。その張り紙に対して,オタク的じゃない!とか憤る必要がない。

反面,このことは,秋葉原がほぼ完全に観光地化したということなんだとも思います。ま,ありきたりな分析なんだけれども。そして,ある祭りが観光化することが,祭りの本質を少なからず減殺するのと同様に,秋葉原にも同様のことが起きているんじゃないかと思います。それをいいと見るか悪いと見るかは人によるだろうけれども,あたしとしては,少し寂しく思う。

ま,あたしが勝手に思ってることなんですけどね。これまで,もともとドライに(オタク云々とかいった背景抜きで)秋葉原と付き合ってきた方は,そんなこと思わないんだと思います。観光化した縁日も,それはそれでいいのかも。オタクとかいったって,この頃は唇寒しなわけで。

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