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ポテンシャル採用で思い出したこと

2010年01月26日

1年くらい前にホッテントリになったので,ご存知の方も多いと思いますけど,こちらを読んで思い出したこと。

最近、技術者やプログラマの方と面接する機会が多いです。
毎回質問事項を考えるのにも飽きたので、再利用できるようにまとめておきます。

無精で短気で傲慢なプログラマ - 技術者・SE・プログラマ面接時の技術的な質問事項

なんというかですね,例えば,あたしのいる小さなソフトベンダなんかには,かなり高い確率で,ものすごくよくできる仙人みたいなのがいたりするわけです。もちろん,大きな会社にもいるんでしょうけど,おそらく大きな会社と異なる点は,そゆ方がほとんどの製品を保守/管理していて,その人がいなくなったらみんなのたれ死ぬような関係だったりすること。大きなとこでは,そこまで属人的ではないと思う。

でですね,そゆ人は超人なので,凡人には関わりのないことなんですけれど,属人的という点については,一般のプログラマ/SEにも当てはまったりするわけです。つまり,その人のスキルがかなりの程度,交換不可能な形で開発体制に組み込まれているということです。仙人は,いなくなったら会社がつぶれるけど,一般のプログラマ/SEも,いなくなるとかなり困る。で,うちの場合ですけれど,そういう場の採用面接では,どゆとこを見るかというと,現在の知識/経験ではなくて,将来的なポテンシャルだったりするんです。ま,あたしが面接に立ち会ったのは10回に満たないので,半分与太話だと思って聞いてくれればいいんですけれど。

この業界の,特にプログラマ/SEの仕事ってのは,年がら年中パズルを解くのが仕事だったりします。特に,製品開発系の部署はそう。でですね,もう解かれたパズルをもう一度解いたり,解き方を説明されても困ったちゃんなわけです。ま,知ってる分にはいいんですけど,そゆ問題に出会ったら,ちゃちゃっと解けるのがミソにあるわけで,解き方を知っていることは大前提だったりする。

で,ポテンシャルというというときに,あたしが非常に重要だと思っているのが,「こうすればなんとなくできそう」とかいった感覚と,その感覚に至る道筋だったりします。こうした感覚を持つために,既存の知識や技術をどのように使う(応用する)ことができるのか。それをぱぱっと考える能力が重要だと思うんですね。こうした能力を持っている人は,たとえ知識や技術に少し不足や偏りがある場合でも,かなり魅力的に映ります。そして,できる人とできない人の区別も,割とはっきりとついたりする。

一方,面接の場でこゆ能力をある程度つかむには,プログラミングしてもらうのが一番なんですけど,実際はお互いに面接の時間が限られているので,難しいところ。一応,若い人向けには(ポテンシャルを買うかどうかは大体若者向け),パソコンの知識を確かめなくても試験することができます。例えば,次のような試験。

(A4の紙1枚と鉛筆2本,輪ゴムを1つ前に置く)

どう使ってもいいから,紙の上に正三角形を1つ描いてください。

いや,いじわるではなく。しかし,今問題だけ思いついたので,あたしもどうやるのか分からない。

ただ,この試験は上の能力を見る上で,格好のネタだと思います。実際の新規開発の場面なんかでは,どうしても与えられた条件の下で,所望の結果を作らないといけないときもあったりするんですね。独創的なことは望まないけれども,こゆ問題を楽しんで考え続けられる人ってのは,もしかしたらそのうち,うまい解決を生み出すかもしれない。そのポテンシャルを買うわけ。だから,できなくてもなんら問題ない。取り組み方の問題だったりします。

他方で,こゆ取り組みを行うには,やはり知識や技術がある程度必要です。紙を折り曲げることを考えつく人だったら,幾何的な素養が必要だろうし,鉛筆をうまくコンパス代わりに使おうとする人がいたら,工作の技術が必要かもしれない。僭越ながら語らせてもらうと,技術というのは,そうした目の前の問題の解決と密接につながっているわけで,その問題(需要)を適切に解決してこそ意味があったりすると思うんです。したがって,問題に対する姿勢を見ることは,(特に小さなベンダで)個々人の比重が高い場では非常に重要だったりする,というわけ。

上の問題は,実際に出したことはないんですけど,なかなかいいかも。今度出してみようかしらん。出すタイミングが難しいんですが(一瞬つめたい視線を感じる)。

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