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今読んでる本 - 『よくわかるバーコード・二次元シンボル』

2010年06月27日

コアな本なもんで,ここで紹介する意味がどれだけあるのか微妙に疑問なんですけれど,他に書くこともないので紹介します。

よくわかるバーコード・二次元シンボル

オーム社
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画像処理関連の自作ライブラリがそれなりに収束したので,応用ソフトの習作としてバーコードを読むライブラリを作っています。バーコードの入った画像を入力として与えると,デコードした結果を返すような仕様です。バーコードリーダーをお題に選んだのは,これが規格化されたシンボルだから。認識の精度や誤検出率のような数字を出しやすいんですね。認識関連の習作としては,割といいお題なんじゃないかと思います。

で,本書なんですけれど,本書は,バーコードや二次元シンボル(QR コード等)といったシンボルについて,一通り説明した本です。書店で何冊か読み比べたんですけれど,開発側でもっとも役立つと思われるのは,本書でした。Interleaved 2 of 5(JIS X 0505; ISO/IEC 16390)といった変り種から,code128(JIS X 0504; ISO/IEC 15417)や EAN(JAN)/UPC(JIS X 0507; ISO/IEC 15420)のようなメジャーな規格まで,一通り概要が分かります。ここでは紹介しないけれども,二次元シンボルについても,かなり詳細に記述がある。

一方で,規格が分かっても実装方式について標準的な手法がある場合,それを踏まえて実装しないことは非常に危険です。規格によっては,標準的な読み方で読み取りやすいように設計しているシンボルもあるからです。この場合,他で読めるもんが,自分が作ったもんでは読めないことがありうるし,読めたとしても無駄な処理を行う可能性があります。この点,本書では大まかではあるものの,出力方式と読み取り方式の両面において,実装の指針が示されています。こゆのは,JIS の規格書にも現れないし,半ば企業秘密のようなところもあるので,示唆してくれるだけでも嬉しいところがあったりします。

もっとも,バーコードをソフトウェアで読むようになったのは比較的最近のことで,元はもっぱらハードウェア的に読み取ることを前提にしていたところがあったりします。ソフトウェアで読み取る手法については一切説明がないので,ソフトウェアの画像処理として読み取り器を設計する場合,ハードウェア上のアルゴリズムを参照にしつつ自分で工夫する必要がありそうです。

まぁ……興味のある人はあまりいなそうなんですけどね。ま,読んでますよ,というだけ。

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