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ライセンス認証周りの素朴な議論というかいかがわしい山師的提案というか

2010年07月14日

ゴールドラッシュで一番儲けた人はバケツ屋とシャベル屋だった,みたいな話を以前したんですけれど,これは要するに,儲けているように見えるところでも,期待値としてみたらあまり高くないから,手堅いところでリスクを分散しましょうね,みたいな話だったのでした。で,このことは,ソフトウェア界隈にも言えるところがあって,例えば,Web 2.0 でほげほげとか,クラウドでふがふがとかいう話にそのまま乗っかるんじゃなくて,そゆので一山当てようとしている山師のみなさんを相手に商売した方が,期待値的にいいとこいくんでね?みたいなところがあったりするわけです。

でですね。ソフトウェア業界の人間を相手にする場合,もう10年以上前からこの業界が頭を痛めていることに,非正規ライセンスのソフトウェアが蔓延していることがあったりします。年間の損失額にしても,うん千億円とかうん兆円いった規模で困ってる。

ここで,何か画期的な(とか言う時点で山師くさいが)ライセンス管理システムが導入できたとしますよね。どんな違法ソフトも排除できる,夢のライセンス管理システム。こんなの作れたら,儲けられると思うんですよ。年間損失額のうん千億円のうち,年間うん十億円くらいずつもらっても,巷のソフトウェア企業はこぞって求めるはず。

ま,そんな興味も少し手伝って,巷のライセンス管理システムをつらつら眺めてたわけですけれど,この手の話は中途半端なアングラネタに行き着くことが多くて,ややげんなり。某匿名巨大掲示板サイトの某スレッドでは,「ライセンス管理なんかに力を入れるよりいいソフトを作りやがれ」的な議論のすり替えとか,「シリアルの入手方法は知っているが教えない」的なよく分からない優越感ゲーム的言動が繰り広げられていて,あー……この程度なのか,と,軽くトホホ。空気の幼稚さが学校裏サイトみたいだ。

ここ数年,クラッキングの手法にはあまり変化がないようで,結局のところ,ローカル端末のみで認証する場合は,メモリに展開された様子をデバッガで丁寧に追いかければいずれクラックできるし,ネットワーク経由でもアカウントを共有したりすることで,ある程度すり抜けられちゃったりします。機器番号から使用端末を制限する手法については,使い勝手の点から(OS のような基本ソフトならともかく)普通のアプリケーションでは適用しづらい。また,昨今注目を浴びているのは,USB に認証コードを埋め込んでおく手法だけれども,これもサーバ環境なんかでは使うのに抵抗がある向きが多いんじゃないかと思います(何かの拍子で物理的に抜けちゃうと困る)。

ともあれ,なんつか,この分野は意外とブルーオーシャンな気はするんですよ。あたしゃほかの事に忙しいので手をつける気はないけれども,興味のある方はチャレンジしてみるといいかも。コンピュータシステム全体の勉強にもなるし。

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