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献本書評から贈本書評へ

2010年08月20日

ヨーロピアンシュガーコーンの CM で佐藤真弓が,「 口コミすら信じられない昨今ですが」と言っていて,(マーケティング業界の内輪ネタとして)うまいなぁ,と思っていたんですけれど,巷のブログにある書評も,有名どころはバズマーケティングの一環で献本に依存していたりします。で,ま,それでも自由に書評を書けるんだったらそれでもいいんですけれど,大抵お金をだせば(暗黙の)口も出るわけで,多かれ少なかれこの影響があると考えています。

一方,うちのような弱小サイトの場合,本について書いているときは自分で選んで読んだものです。こゆ環境だと,著者や出版社から好かれても何も得しない代わりに,嫌われても何も損しません。あたしの場合,書評で儲けることよりも,自分が正当だと考えた評価を書けることの方が重要なので,それはそれで満足しています。書評っつても,あたしのはお金をもらえるようなもんじゃありませんしね。

ただ,巷には,せっかく良い書評を毎回書かれているのに,自前で出費して本を調達している人がいたりします。こゆ方に見返りがないのは,なんだかなあ,な感じ。しかしながら,一方で,献本-御用書評の関係になってしまったら,元も子もありません。何かいい仕組みはないだろうか。

と,そこで妄想してみたのが,贈本制度です。

贈本制度なる言葉はここでの造語で,読んでそのまま「本を贈る制度」です。本を贈るというと献本もそうなんですけれど,献本と異なるのは,その送り主の判断基準が違うこと。献本は,通常その本の著者や出版社が自分の意思で送るものだけれども,贈本は書評を書いてもらいたい書き手を読み手が投票で選ぶというもの。大まかな仕組みは次の通り。

  • 贈本を扱う斡旋サイトを経由して贈本を行う。
  • 書評を書いてもらいたい出版社か著者は,上のサイトに登録する。
  • 投票を行いたい人も上のサイトに登録する(二重投票/なりすまし等をある程度防止するため)。
  • サイトは,出版社か著者の希望をある程度汲んで,期間を設けて書評者の推薦を募集する。
  • 投票者として登録した人は,サイトに掲載されている本の書評を書いてもらいたい人を投票する。
  • 投票の結果決まった人(上位3名など)に贈本する。贈本された人が書評を書くかどうかは自由(ここは微妙だが)。

最後の「贈本された人が書評を書くかどうかは自由」というのが微妙なんだけれども,書評のの自発性を尊重するためには必要なんじゃないかと思います。でも,多数の投票者から「書いて欲しい」とかいった依頼があったら,事実上強制力が働いちゃうんだろうな。それでも,御用書評よりはマシだと思うんですが。

どうだろう。なかなかいいアイデアだと思うんだけれども。

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