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刑事法関係の話にいちいちツッコミを入れるのも飽きてきたのだけれど

2010年11月01日

最近,名指しするといろいろと弊害が出ることが分かってきたので,クリリンモードで書いておきます。

えとですね,話としては,逮捕の妥当性をめぐって,犯罪の構成要件と逮捕要件が一緒なのか違うのか,といった話だったんですけれど,こゆのはですね,比べるもんじゃないんですよ。だって,片や実体法上の話だし片や手続法の話だから。

巷の法学教育では,大抵,1年生で実体法の授業を受けるんですね。民法総則と刑法総論。で,大抵,1年生はやる気がある方だから,熱心に受講する人も多いわけです。んなもんで,専門として取っていなくても,民法総則と刑法総論は,それなりによく知っている法学部出身者も多かったりするわけです。

けどですね,刑事法ってのは,実体法に加えて手続法もセットになっているから,実体法(ましてや総論だけ)だけでは片手どころか3/4手くらい落ちてるわけです。実体法上の構成要件と手続法上の逮捕要件はそれぞれ異なる側面から犯罪を見ているわけで,逮捕要件の説明に実体法上の解釈論を持ち込むのは,明らかに誤りと言う外ないわけです。1年生のときに習った知識に引きずられている。

別の説明をするとですね,弾劾主義/当事者主義を(一応)標榜している日本の現代刑事訴訟法において,逮捕状に書かれている「罪名」は,捜査機関がそう思ってるというだけの話だったりします。で,結局その罪名が犯罪を構成するかは最終的に裁判所で検証されることになる。ということはですね,逮捕の妥当性をめぐって,片方(捜査機関)の言い分だけを基礎とした実体法上の解釈論を持ち出しても,何の説得力もないわけですね。(というか,論理的に間違っている)。

ま,ちょっと思っただけ。ただのぼやき。

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